2015年09月10日

自律神経の乱れにご注意を!


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この度の台風18号による豪雨被害に遭われた方々、お見舞い申し上げます。まだまだ予断を許しませんが、被害が拡大しないことを祈ります。

さて、9月は台風シーズンですから、更なる台風の発生の可能性は高いでしょう。上陸しなくても接近するだけでも大雨になったりと影響は少なくないですし、最近はとにかく雨の降り方が半端ではないことは皆さんの実感するところでもあると思います。

災害という意味で日常生活に影響があるのはもちろんですが、身体に対しても悪影響が少なからずあります。

最近、「秋バテ」なんて言葉がよく聞かれますが、これは台風などの気象状況が影響して特に気圧の変化などによって自律神経系に影響を及ぼすことによって倦怠感や無気力、食欲不振などの症状を呈することを言うようです。

台風は強烈な低気圧ですから身体への影響も大きいと思われますし、それに加えて災害に対する恐怖心や不安感なども合わさって身体への影響を増幅させる可能性もあります。

これだけ気象状況が過酷になっていると体調を維持するためには積極的に体調を整えることが必要だと思います。日常生活を円滑に過ごすためにも体調をよい状態に維持することが必要な時代になっているということだと思います。



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posted by 鍼医Kまたはハリー at 23:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 予防と養生

2015年02月23日

静的ストレッチと動的ストレッチ


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患者さんにはセルフケアとしてストレッチをよくお勧めしていますが、このストレッチはなかなか曲者でやり方を間違っていると効果的でなかったり、場合によっては身体を痛めてしまうことがあります。

そんなストレッチですが、2015年02月18日にNHKで放送された「ためしてガッテン」で取り上げられていました。番組内容はwebでも概要は掲載されていますので、ご興味のある方はそちらをご覧ください。

さて、番組では「従来のストレッチではケガの予防にはならない」「ストレッチの新常識」「従来のストレッチには欠点」があるというような内容で、それらを踏まえて新しいストレッチがスポーツ界を中心に広がりをみせていて、それを紹介するというような流れでした。

従来のストレッチとは違う新しいストレッチは「○○ストレッチ」と言います……ってな具合でもったいぶって番組は進行するのですが、「やっぱり」というか「なーんだ」というよくあることなのですが、残念ながら私的には全然新しくはなかったです。(^^ゞ

結論を言ってしまえば、従来のストレッチは「静的ストレッチ」で、ケガ予防などに行なうストレッチは「動的ストレッチ」だということなのです。

しかし、私的には従来のストレッチは静的ストレッチとは思えません。というのは患者さんとお話していると、ストレッチというと、小・中学生など学生の頃に行なっていた運動前の柔軟体操をイメージされる方が非常に多いからです。

つまり、柔軟体操というと立位なら前後屈やアキレス腱伸ばしなど、座位なら開脚しての体前屈などを少し反動を付けて繰り返して行なうというものです。

これは静的ストレッチというより、むしろ動的ストレッチになります。ということは従来のストレッチは多少、やり方は違えども動的ストレッチをしていた方も多いのではないかと思います。

静的ストレッチは患者さんにもセルフケアとして行なっていただいているストレッチで、筋肉を傷めずにじわっとしっかり延ばすストレッチです。
静的ストレッチのポイントは4つ。
 1.反動は付けない。じわっと筋肉を伸ばす。
 2.呼吸は通常呼吸で息を吐いたり、止めたりしない。
 3.延ばし過ぎない。痛いところまで延ばすと延ばしすぎ。気持ちよく伸びている感じのところまでにする。
 4.延ばした姿勢を維持する。筋肉が伸びている感覚が薄れてくるまで1分〜2分延ばした姿勢を維持する。

というようなことに注意しながら、それぞれの部位について3セットほど行なっていただくと効果的です。

この静的ストレッチは「ためしてガッテン」でも実験をしていましたが、運動前には適しません。なぜなら、筋肉は伸ばされて柔らかくなりますが、同時に筋力も低下した状態になるからです。2時間程度で伸びすぎた部位については元に戻るそうですが、これを運動前に行なうと関節可動域が広がりすぎたりして関節に負荷がかかりすぎて捻挫などの原因になります。

一方、動的ストレッチは筋肉を大きく伸ばすというより小さく、反復して筋肉が温まるまで行なうというものです。かなりざっくり書いていますが、要は筋肉を小刻みに動かすことで筋線維を傷めずに動かすことが可能で、反復することで、通常は筋線維は同時に強く収縮しない構造になっていますが、筋肉を反復して動かすことで、収縮リズムを整え、大きな力を出せるようになるということです。また、反復して動かすことで血行がよくなり、温まってくると筋肉は餅のような粘りのある状態になり、より傷めないようになるのだそうです。

ストレッチと一口に言っても目的によってやり方を変える必要があるということですから、セルフケアを行なう際は気をつけて行なってください。


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2015年02月17日

限界を超えないことが大事!


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若干、寒さが緩んできた感はありますが、まだまだ寒さの影響には注意が必要ですね。

さて、先日来院された患者さんの話です。この方は以前にも来院されていたのですが、しばらく治療から離れていました。

そして、今回はかなり重症で、自力で起き上がることもままならない状態でした。

話をお聞きすると、相当に無理をなさっていたようで、定期のお仕事に加えて、不定期のお仕事をあわせて3つのお仕事を掛け持ちしていたとのことでした。

子どもさんの教育費などもかさみますし、非正規雇用ということもあって、ほとんど休むことなくお仕事をなさっていたようです。

そのような状態を続けていると、休める日でも休んでいることに罪悪感のようなものを感じ、余計に休まなくなり、休んでも休息が取れないという状態となり、ついにはひどいめまいに襲われて立ち上がることもできなくなったそうです。

このような状態の時は、病院で検査を受けても異常なしで点滴を行い、休息を取るように言われるだけで、案の定、そのような支持だったようです。

東洋医学の診断でも脈状はひどい虚脈で力なく、手足はむくみがあり、冷えも出ていました。腹診をしても全体的に力なく、胃経がひきつっているような状態でした。

ひどい労倦という状態でした。要は働き過ぎにより身体が悲鳴を上げていたということになります。

このような場合は脾・胃の状態を整え、気血の生成を促し循環を改善させ、疲労回復を促すような施術を施しますが、もちろんすぐには回復はしません。

身体が限界を超えてしまっている訳ですから、V時回復とはいきません。それなりに時間をかけて調子を戻していくという感じになります。治療をしないよりはした方が早く回復はしますが、今日治療して明日には元通りとはならないのです。

何かと物入りの世代の方は特にお仕事を優先するという方が多いとは思いますが、倒れてしまって数週間とか数ヶ月とか、長い期間動けなくなると、それまで頑張ってきたことが水の泡と化してしまいかねません。

それだけでなく、ご家族も心配するでしょうし、その方が家庭内で行なっていた作業を別の方が負担しなくてはならなくなったりとマイナス要素がたくさん出てきます。

人生の中で無理をしなくてはならない時期は誰しもあるとは思いますが、限界を超えてはいけません。限界を超えないように、そして長く頑張りたいのなら、積極的に身体を整えることは必須だと思います。

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