2010年01月22日

現役 鍼灸師Kの「思うところを述べよ!?」 vol.193 治療事故を考える

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現役鍼灸師Kの「思うところを述べよ!?」
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遅くなりましたが、新年 明けましておめでとうございます。
今年最初の発行となりますので、遅ればせながら新年のご挨拶をさせていただきまし

た。

早いもので今年も3週間が過ぎました。もうすっかりお正月気分も抜けて日常のリズム

になっていると思いますが、まだエンジンがかかりきらないという方もいらっしゃる

かもしれません。西暦では新年を迎えましたし、旧暦では新年まであと1ヶ月を切って

います。頭の中を整理整頓するのにはよい時期と思います。まだ頭や身体がすっきり

していないという方、頭の中のいろんな思考を紙に書き出して、整理整頓、そして貴

方の今年のベクトルを確認しましょう。

◆◇◆ 今日のお題 ◆◇◆

 1.院長コラム〜治療事故を考える
 2.今日のツボ〜お休みです。
 3.あとがき

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 1.院長コラム〜治療事故を考える
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 年始早々、業界としては暗いニュースが流れました。ブログ上で情報として記事を

書きましたが、本当に残念な事故が発生してしまいました。

1月16日付のニュース記事で鍼灸免許を持たない、柔道整復師(鍼灸専門学校に通学中

)が鍼灸院に勤めており、その柔道整復師が鍼治療を行い、患者の背部に刺入した鍼

が肺に達し、気胸を起こしていたことも明らかになったようです。

担当した柔道整復師は事実関係を認めているようですが、その鍼灸院の院長は鍼灸師

免許を受けていないことは把握していたが、鍼治療を行っていたことは知らなかった

と供述しているようです。

このような事故があって、本当に残念に思いますし、亡くなられた方には心よりご冥

福をお祈り致します。

同時に業界にも大きな問題を提起しているのではないかと私は思います。
どうしてこのような事故が発生したのかということを考えた時に、ひとつは担当者が

技術不足であったこと。これは無免許の学生ですから、最低限のレベルまで技術が達

成していなかったことで明らかです。

では、どうして無免許の学生が鍼治療を行ったのか?勤めていた治療院がどのような

形態を取っているかは明らかでないのですが、鍼灸の看板で治療を行なっているとす

れば、無免許の学生に治療をさせていること自体が大問題です。治療の助手としてベ

ッドメイキングや受付などを行なうには免許の有無は関係ないかもしれませんが、患

者の身体に触れるのは当然無免許者には認められません。

現在はかなり増加していますが、鍼灸接骨院なるものがあります。この治療院が鍼灸

接骨院の形態で柔道整復による治療を併設して行なっている場合はどうか。

この場合も問題点があります。その治療院の管理責任者でもある院長が鍼治療を行っ

ていたことを把握していなかったと供述していることから、カルテ管理がどうなって

いたのかということが疑問です。

私的には院長が鍼治療を行なっていたことを知らないということはあり得ないと思い

ます。もし本当に知らなかったのであれば、その治療院の診療形態には非常に問題が

あります。
上記のことを踏まえると、鍼灸業界が持つ問題点が浮き彫りになると思います。特に

経営上の問題が大きなウエイトを占めるのではと。

鍼灸業界での経営形態には大きく分けると以下の形態が考えられます。

1.治療者が一人で、個人経営をしている。
2.複数の施術者を雇用して、それぞれの施術者が担当分けをして治療を行なっている


3.上記1、2に加え柔道整復やあんま・マッサージ・指圧と併設している。
4.1〜3で健康保険による保険診療を中心に治療を行なっている。
5.1〜3で保険診療に加え、往診を中心に治療を行なっている。

概ね、上記のような経営形態が多いのではないかと思います。保険取扱や往診の頻度

などは様々でしょうけど、従業員の免許の種類や人数などによってもどのような形態

をとっているかは変わってくると思います。

そして、経営上、やはり問題が多くなるのは従業員が複数いる場合ではないかと。そ

の理由としては以下のようなことが考えられます。

鍼灸や柔道整復は医療の一部ですが、健康保険を取り扱うにしても一般の医療とは少

し違います。

鍼灸について言えば、どれだけ治療を行っても保険社から支払われる1回の治療に対す

る診療報酬は一定額です。柔道整復にしても一回の診療報酬はさほど多くありません

。となると一回の治療を短くして、数をこなすか、自費診療で時間をかけて治療する

か、大きく言えばそのどちらかということになります。

しかしながら、自費診療の場合は一日に診れる人数には限界がありますし、一回の治

療費をめちゃくちゃ高額にする訳にもいきません。

特に規模を大きくしている治療院などでは固定費が結構かかります。人件費も雇用人

数が増えれば増加します。当たり前のことですが、そうなると診察人数を増やすか、

人件費を削るか、なんらかの策を講じなければならなくなるでしょう。

かなり多忙な治療院なら従業員の体力的な問題や多忙がゆえの精神面などのケアは必

要でしょうけど、経営上は問題は少ないと思います。

ところが、さほど忙しくない治療院で従業員が多い場合、これはかなり経営を圧迫し

てしまいます。従業員の給料を下げるにしても、低賃金になれば通常、従業員は離れ

ていきます。従業員が少なくなれば報酬が減少します。こうなるとやはり経営は苦し

くなります。
このように業界の置かれている状況というかポジションというかは非常に不安定なの

です。もちろん信頼されている治療院は多くの患者が訪れるでしょうけど、当然、皆

が皆、そうなる訳でもありませんし、保険診療を中心に行っているような治療院が流

行るというのは医療費の圧迫になりますし、ジレンマです。

話を戻しますが、治療院の経営というのはなかなか大変ということなのです。
とはいえ、そのような状況だからと言って無免許者に治療をさせてもいいということ

ではないのですが、悪知恵を働かせるものがいてもおかしくないのです。

従業員の確保のためや、人件費を下げるために、アルバイトスタッフに治療させたり

、診療報酬の不正請求をしたり、ごく一部の人立ちではありますが、悪事を行なうも

のが0になることは極めて難しいというのが現状でしょう。

皆が医療者としての道を外さなければいいのですが、悪事を働く人間は必ずいます。

ですから、ある程度は自己防衛が必要です。自己防衛としてはまずは情報収集をしっ

かりすることです。そして、いざ治療を受けるということになれば、不明な点や疑問

に思うことがあれば必ず質問することです。質問の回答がいい加減だったりはぐらさ

れたりということがあれば、要注意です。まぁ、施術者も人間ですから、相性という

ものがあるので、治療に問題がなくても、相性が合わないということはありますので

、この点については治療を受けてみなければ分らないかもしれませんけど。

そして、業界としてのポジションというか、在り方を考え直す必要があるのではと思

います。患者の事を第一に考えることは当然ですが、それだけでは治療院経営がうま

くいくとは限りませんから。

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 2.今日のツボ〜お休みです。
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 すいません。今回もお休みさせて頂きます。

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 3.あとがき
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 どのような業界でも闇の部分というか、悪の部分というかは必ず存在しますが、自

己防衛のために情報収集したりしないといけない社会ってどうよって思います。
現在は情報が氾濫しているような状況ですから、今度はその情報をどう精査していく

かが難しいところでしょうか。やはり場数を踏むことで、正確な情報かどうかかぎ分

ける能力を養うしかないですかね!

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posted by 鍼医Kまたはハリー at 20:43| Comment(4) | TrackBack(0) | メルマガバックナンバー

2009年12月26日

現役 鍼灸師Kの「思うところを述べよ!?」 vol.192 2009年の総轄

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2009年も残りわずかとなって参りました。今年は貴方にとってどのような1年だったでしょうか?今回は2009年がどんな年だったか総轄してみたいと思います。

◆◇◆ 今日のお題 ◆◇◆

 1.院長コラム〜2009年の総轄
 2.今日のツボ〜今回はお休みです。
 3.あとがき

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 1.院長コラム〜2009年の総轄
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いよいよ2009年も終わりを告げようとしています。暦の上では冬至を向かえ、、これからは日中の時間が徐々に長くなってきます。

人体にとっては西暦よりも陰暦で見た方が季節や自然の流れとの関係がはっきりするのですが、感覚的には西暦の年末はやはり年末という感じで今年が終わるんだなぁと思ってしまいます。

さて、それはともかく、今年も一応終わりということで、2009年の総轄をしてみたいと思います。

私的には今年は変化の年だったのではと思います。今年を表す漢字は「新」でしたが、まだまだ大きな変化があるのではという予感がしています。

政権交替が起こり、新政権が発足して新しい取り組みも多々行なわれていますが、新しいことが始まるというのは非常に大きな変化であり、様々なところにその影響が波及していきます。貴方の身近なところでも様々な変化が起きてはいませんか?

良いベクトルにしろ悪いベクトルにしろ、変化すること自体がストレスになります。そのストレスを溜めないことが快適に過ごす秘結のひとつでもあります。

さて、我が鍼灸業界が属する医療業界では今年はどのような事があったでしょうか?
最も大きな事件としてはやはり新型インフルエンザの大流行でしょうか!春先から5月のGWあたりでは国内初感染者が確認され、大騒ぎとなりました。マスクが飛ぶように売れ、品薄、品切れ状態が続き、学校閉鎖されたり、ほんと大騒ぎでした。

昨年のリーマンショック以来の景気低迷に拍車をかける形となり、我が関西地方は大打撃を受けましたね。

その後、新型インフルエンザは蔓延状態となり、今度はワクチン接種ができるかどうかが大問題となりました。ワクチンについては国内供給量が足りないから輸入するとか、ワクチン接種の優先順位をどうするかなど、これまた大騒ぎです。

最近でこそマスコミもあまり取り上げなくなりましたが、一時は連日、どこそこで感染者が確認されたとか○○県の感染者数が○○人になったとか、ワクチンがどうのこうのと報道されていました。

新型インフルエンザは確かに感染力も強く、基礎疾患がある方や小さい子供さんなどは重症化する例も比較的多くあり、心配されるのは仕方なかったと思いますが、なにぶんマスコミがあおり過ぎた感はいなめませんね。注意喚起になったともいえますが、それより恐怖をあおったための影響の方が大きかったんじゃないかと思います。

それから、新しいところでは新政権の行なう事業仕分けによる保険漢方薬の是非が記憶に新しいところです。

漢方薬についても本来の運用の仕方がされているとは思えず、必要な方には厳しい結果だったと思いますが、ひとつの問題提起にはなったのではないでしょうか。

それから、鍼灸については今年の春から養成施設などで使用される経絡経穴の教科書の内容が国際標準経穴部位に変更になったことですかね。

これについては臨床上、あまり影響はないとしても、鍼灸が国際的な舞台で研究されていくには必要なことだったと思いますが、同時に長きに渡り引き継がれてきた東洋医学による治療を軽視し、科学的、現代医学的な理論が優先されてしまうのではという懸念もあります。

今年大きく関心を引いた事柄としてはこのぐらいでしょうか。ほんと代表的なものだけですけどね。

大きな話題としてはこのぐらいにして、和み堂の今年はどうだったか思い出してみることにしましょう。

和み堂では今年はそれまでの年に比べ新規患者さんが多かった年です。インターネットの普及に伴い、また携帯電話でのインターネットアクセスが増加していることも影響しているんでしょう。和み堂のHPを見て来院されれる方が増加しています。

そして、患者さんを診ていて感じることは、非常に疲れている方が多いこと、肉体的にも精神的にも疲労し、その結果として症状発症している方が多いように思います。

景気低迷に伴い、収入が減少したり、将来の不安が増加したり、サービス残業が増加しているケースもあり、労働量はむしろ増加していても収入は減額、その結果として精神も肉体も疲労しているパターンが多いのではと思います。

景気が良くなれば万々歳という訳ではないのですが、全体として暗いベクトルを向いていると心も身体も暗い方に引きずられてしまいがちです。

そのような事で、社会全体としては変化に伴い混乱期、個々には景気やら社会構造の変化に伴い、徐々にストレスが蓄積しているというような年だったのではと思います。
来年は今年の変化からもう一歩先のステージへと移行していくと思いますが、同時に様々な変化も継続しているでしょうから、心身にかかる負担も大きいとは思います。
変化の先の新しいステージには光が注がれますようお祈りしつつ、決して他力本願ではなく、自分自身が光り輝けるようステップアップしていこうと思います。

どなた様にも光り輝く未来でありますよう祈願致します。
それではよい年をお迎え下さい。

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 3.あとがき
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年の瀬に思うことはいろいろありますが、やっぱりきっちりしておきたいのは大掃除とやり残している事をひとつでも片付けるということでしょうか。

ブログでも書きましたが、携帯電話専用のHPを作成中です。なんとか年内に完成しているはずというか完成します。はっぱかけないとね。

皆様もやり残しのないようにきばってみて下さいね。
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2009年11月22日

現役 鍼灸師Kの「思うところを述べよ!?」 vol.191 〜 男と女は陽と陰

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 ブログにも書きましたが、「やきがし 和み堂」のサイトが携帯電話にも完全対応しました。私のブログと「やきがし 和み堂」のHPに携帯QRコードを掲載していますので、携帯電話でも一度アクセスしてみて下さい。PCからとはまた一味違いますよ。

◆◇◆ 今日のお題 ◆◇◆

 1.院長コラム〜男と女は陽と陰
 2.今日のツボ〜WHO標準経穴部位における経絡名称
 3.あとがき

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 1.院長コラム〜男と女は陽と陰
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 11月22日は「いい夫婦の日」です。ご存知の方も多いことでしょう。
さて、この「いい夫婦の日」は余暇開発センター((財)自由時間デザイン協会を経て2003年より社会経済生産性本部 余暇創研)が1988年に制定したものです。

そんな事は知ってるよという方は多いかもしれませんが、「いい夫婦」ってどんな夫婦?なんて考えたことがある方と言われると以外と少ないのではないでしょうか?

せっかく記念日が制定されているのですから、改めて夫婦の関係を考えてみるのもいいかもしれません。お互いにプレゼントをするのもいいでしょうし、どこか、お出かけなんてのもいいでしょう。まぁ、11月21日から23日までは連休という方も多いでしょうから、すでにお出かけしているかもしれませんけどね。

さて、夫婦というと、基本的には他人である男性と女性が寝食をともにして、生活を営むということなのですが、結構、折り合いの悪い夫婦もいらっしゃいます。(^_^;)
まぁ、もともとは他人ですから、それまでの生活スタイルや物の考え方なども当然違う訳ですから、お互いに譲るところは譲らないと衝突してしまうのは、ある意味自然なことと言えます。

とはいえ、寝食をともにしている訳ですから、できればいつも仲むつまじく過ごしたいものです。では、どのようにすれば仲むつまじく暮らせるのでしょうか?

これは非常に難題ではありますが、ひとつ東洋医学的に何かヒントはないか考えてみましょう。

東洋医学では男性は陰陽でいうところの陽に属します。逆に女性は陰に属します。
陰陽師とか中国や韓国の文化や宗教などに詳しい方はご存知かもしれませんが、白と黒のおたまじゃくしのような形の絵柄で白黒が互いに合体しているような図形を見た事はありませんか?白は陽、黒は陰を示します。

これは太陰太極図と言われるものですが、すべての事象はこの白と黒がちょうど半分ずつの割合になる状態が最もバランスが良いとされています。陰陽が互いに優位になってはまた衰え、優位になっては衰えということを永遠に繰り返しつつ、決してどちらか一色にはならないでバランスを取っているという訳です。

太極図 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E6%A5%B5%E5%9B%B3

男女間、夫婦間においても最も理想とされる状態はちょうど半分、イーブンということになります。つまりはどちらかが強すぎてもダメですし、弱すぎてもダメなんですね。

しかし、そうは言っても男女で性差はありますから、得て不得手はそれぞれあります。太陰太極図ではおたまじゃくしのような図柄が合わさっていると書いたように白と黒との割合が、ある一部分にフォーカスすると偏りがあります。

ということはそれぞれが優位というか、割合が多いところがあっても良いのですね。要は全体として半々の割合でバランスが取れていれば良いのです。

そして、太陰太極図では白と黒が合わさって全体としては円の形で、白、黒それぞれの中に反対の色の小さな円が描かれています。

全体としては円形、つまりは出すぎたり、へこんだりせずに中心から一定の距離があり、そして、それぞれの色の中に反対の色を内包しているという訳です。

これを夫婦間に当てはめて考えると男性、女性は互いに別の生物ではあるけれども、互いに強いところ、得手の部分は不得手とする側が一歩引く、弱いところ、不得手な部分は得てとする側がそれを補う。

そして、互いに自分自身とは逆性のものを内包し、男性の中にも女性的な部分が、女性の中にも男性的な部分があって、それぞれを包み込んでおり、お互いに実は相手の言動などはよく分かっていて、自分自身にも相手と同様の部分があったりする。

そして夫婦合わせてみた場合には凹凸のない、バランスのとれた円形となるような関係にあり、互いが相手を必要とする関係にある。つまりは合わさってこそ究極の形である。

こんな風に考えると、互いの良い部分や悪い部分があっても許せるのではないでしょうか?夫婦は全体としてまとまっていれば、それで良いということで、円満解結!!

なんかまとまりの無い文章ですいません。私の言わんとするところが伝わりましたでしょうか?かなり不安を抱きつつ、今日のコラムとさせていただきます。

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 2.今日のツボ〜WHO標準経穴部位における経絡名称
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 以前にWHOでは世界の経穴部位を統一しようという動きがあり、標準経穴部位が定められたとお知らせしました。そして、経穴は経絡という生命エネルギーである気血の通り道であり、経穴はその経絡上の反応点、治療点ということになります。そしてその経絡にはいくつか種類があり、それぞれについても表記法が定められました。ただし、中国では一部表記が違うところがあるようですが、ここでは省略します。

ということで、今回はその経絡の表記について列挙したいと思います。
左から経脈名(経絡名)→略語→英語表記となっています。

  手の太陰肺経  LU  Lung Meridian
  手の厥陰心包経  PC  Pericardium Meridian
  手の少陰心経  HT  Heart Meridian
  手の陽明大腸経  LI  Large Intestine Meridian
  手の少陽三焦経  TE  Triple Energizer Meridian
  手の太陽小腸経  SI  Small Intestine Meridian
  足の太陰脾経  SP  Spleen Meridian
  足の厥陰肝経  LR  Liver Meridian
  足の少陰腎経  KI  Kidney Meridian
  足の陽明胃経  ST  Stomach Meridian
  足の少陽胆経  GB  Gallbadder Meridian
  足の太陽膀胱経  BL  Bladder Meridian
  督脈  GV  Governor Vessel
  任脈  CV  Conception Vessel

以上が正経十四経の略語と英語表記です。そして、この表記を使用した経穴部位の表記は例えば手の太陰肺経の一番目の経穴である中府穴は
  中府  →  LU1
と表記されるということです。まぁ、研究者などでない限り今までの経穴名で事足りるとは思いますけど、一応知っておく必要はあるかと思います。

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 3.あとがき
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 11月21日から23日まで連休という方も結構いらっしゃると思いますが、和み堂は通常通り診療しております。連休になると高速道路は相変わらず混雑しているようですが、人が集まるところでは様々な感染症にかかるリスクは高くなります。人が集まるから必ず感染するというものではもちろん無いのですが、新型インフルエンザもワクチンを接種したから安心と考えている方がもしいるとするなら、注意が必要です。遠出する方は日頃より疲労が多いと思いますので、日頃よりしっかりケアして下さいね。

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