2015年07月10日

卒後研修(最終日)の指導を終えて感じたこと


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本日、先日から行なっている卒後研修の最終日の研修を行いました。
外部研修を当院で行なうのはスケジュールの関係もあり、今回で最終日です。
たったの3日間でしたが、されど3日間!養成施設の実技実習や臨床実習の患者を診させていただくのとは一味違う体験ができたのではと思います。

それで、本日はご予約の患者さんにもご協力いただいて、当院での実際の治療の見学と脉診や腹診などを研修生にもしていただきました。
Kさん、ありがとうございました。

午後からは、まだやっていなかった「取穴」についてレクチャーと総まとめと質疑応答を行いました。

「取穴」の技術は鍼灸治療を行なう上で最も大事な技術のひとつです。例え脉診や腹診などで診断が的確にでき、鍼の手技がきちんと行なえるように訓練していたとしても正しくツボが取れないと、つまり「取穴」ができないと治療効果は激減してしまうどころか全く効果がでないこともあります。

そういう意味ではこの「取穴」が最も難易度が高いのかもしれません。特に全身の経絡調整、気の調整などを行なう場合は的確に「虚実に対する補瀉」を行なう必要がありますから「取穴」がきちんとできるか否かで結果は相当に違ってきます。

そして、全身のバランスを整える時にまずは診断に基づいて虚している経脈に対して補う手技を行なうのですが、「虚しているツボ」を「取穴」することが研修生には難しかったようです。

というのも「虚しているツボ」を的確に見つける取穴法を習っていなかったようなのです。内心「やっぱりか!」と思いましたが、養成施設では指導教官も複数いたようですが、圧痛点をツボとして「取穴」するようにしか指導していなかったようです。しかも結構な圧をかけての圧痛点探しをしていたようでした。

確かに、硬結がツボと一致することもありますから、そのような部位は圧痛が出ることはあります。しかし、その圧痛も強く按圧すれば圧痛を感じる部位はたくさんありますし、ツボの反応としての圧痛かどうかの判断は非常に難しいと言えます。

そして圧痛が出やすい部位というのは虚実で言えば実になっている部位に出やすいので「虚しているツボを補う」ことをしたい場合には適当な取穴法ではないと言えます。

虚しているツボを取穴する場合には繊細な皮膚へのタッチとその変化を感じ取る感覚を磨くことが大事になってきます。これはある程度、経験を積んでいくしか訓練法はないのですが、少なくともそういう取穴法が行なえる、指導できる教官が一人はいて欲しいものです。

圧痛点治療であっても運動器疾患に対しては効果を出せることもありますが、逆に言えば運動器疾患にしか対応できないとも言えます。本来の鍼灸治療は内臓の病や自律神経やホルモンバランスなどの調整などにも適していますから治療の幅を広げるという意味では圧痛点治療以外の技術も是非身につけていただきたいと思いました。

今回もまた一つ養成施設での指導の問題点と限界を見たような気分でした。やはり資格取得してから実際に患者さんを診るまでの間にもうワンステップ、スキルアップの段階が必要なのではないかと思います。

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2015年06月27日

卒後研修2回目


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昨日は卒後研修の2回目として研修生が来ていました。
経絡治療というか東洋医学の思考法というものがなかなか難易度が高いと感じている方が多いのですが、それはそのはずで、多くの方は長い間現代科学、現代医学の思考法で育ってきているので、すっと頭に入らなくて当然と言えば当然なのです。

とはいえ、頭の中を空っぽにして…というのも現実的ではないと思います。ある程度は細かいことは後にして「こういうものだ」と理解するというより頭に記憶することが大事だたりします。

突っ込んだ理論や思考は後から関連付けていけばよいことですので、まずは東洋医学の思考パターンに慣れるということが必要です。

研修生の方を見ているとふとそんなことを思ったのでした。

それで、昨日は午前中は東洋医学の臓腑感を再確認していただくために現代医学でいう生理学に当たる蔵象について座学でおさらいして、午後からは診察法の脉診、腹診と基本的な刺鍼法について実技を行いました。

やはりという感じでしたが、養成施設の臨床実習や実技とはだいぶ違うようでした。
少しの違いですが、実際の臨床現場とは違うことが分かったということも将来的には大きな収穫となると思います。

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2015年06月12日

本日の研修は無事に終了しました。


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昨日のお知らせのように今日は研修を行いました。
今回の研修生は開業も視野に入れているとのことで、治療院経営についての疑問などにも回答させていただいたりしました。

養成施設にいる間はなかなか治療院の開業や経営については机上の理論を知ることはできても実体験として経験することはできないので正直わからないことがいっぱいです。

私も開業する前にもっといろんなお話を聞いたり勉強しておけばよかったと思うことがありましたが、当時は「何が分からないのか」ということや「何を学んでおけばよいのか」などということがなかなか見えてこないのですよね。しかも今ほどネットで治療院経営やマーケティングのことも情報が多くなかったということもありましたしね。

そのようなお話もさせていただいて、午後からは実際の経絡治療を体験していただきました。いろいろと説明を行いながらの治療体験でしたので、ゆっくり治療を受けるという状態とは違いますが実体験をしておくということは非常に大切ですから初日にそのような時間を設けさせていただきました。

ひと口に経絡治療と言っても様々な研究会や勉強会がありますし、それぞれ微妙に違いがあって、基本は同じでも全く別物と感じることもあります。

研修生の方も勉強してみたいとアクションを起こそうとするものの、迷いが生じて二の足を踏んでいるというのが実情のようでした。

どのような師匠について勉強するかで治療スタイルは随分と変わってしまいますから慎重にならざるを得ないというのは分かりますが、一歩を踏み出さないと先へは進めませんので、今日の私の話が参考になっていればと思います。

しかし、意欲のある方がすっと入りやすい環境というかドクターのように研修医制度のようなものが必要なんじゃないかと思います。業界の課題のひとつでしょうね。

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