2015年10月17日

誰のための医療なのか?


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患者さんにお聞きした話です。
自宅で転倒し肋骨骨折で入院されている90台の女性。一時、危険な状態になりましたが、その後回復し一般病棟へ。
一般病棟へ移ってからは「リハビリをしましょう」ということで担当の理学療法士が毎日やってきます。
そして、座位もままならない患者さんを「立たせたいんです」と理学療法士はシューズを持ってくるよう家族へ伝えたとか…

まだ20代であろう理学療法士の気持ちはよく分かりますし、寝たきりにせずに座位、安定すれば立位からできれば歩行までできればそれに越したことはないでしょう。

しかし、患者さんは90台の体力がかなり低下した状態で、そもそも患者さんは骨折した肋骨が動くと痛むのでリハビリはしたくないし、なんとしてでも歩きたいという気持ちではないそうな…

果たして医療は誰のためにあるのか?
老化現象はある程度までなら抑制はできるかもしれないが、どんな技術や薬物を以ってしても若返る訳ではない。
「理想的な医療行為」というものがあるかもしれないけれども、それも患者さんが望まなければ理想でもなんでもないと私は思います。

医療従事者が患者さんを治しているのではなく、患者さんが治りやすいように医療従事者がサポートしているに過ぎないことを自覚すれば、何に主体を置けばよいかは考えるまでもないと思います。

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posted by 鍼医Kまたはハリー at 23:49| Comment(2) | TrackBack(0) | 医療

2015年08月11日

継続治療は近くでないと続かない!


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もう前日なのでお知らせする意味があるのかないのか分かりませんが…
明日、8月12日(水)〜14日(金)は休診させていただきます。

さて、タイトルの話ですが、数ヶ月前から診させて頂いている患者さんとのお話です。

この患者さんは特に高度な症状がある訳ではないのですが、風邪をこじらせた後、咳が一向に治まらず、様々な検査の結果、とある難病の疑いがあるという診断で落ち着いた方です。

目立った症状は出ていないとはいえ、難病の疑いがあるということで経過観察中ですから、ご本人やご家族としては「何とかしたい」という心理が働いて、様々な治療を試されています。

鍼灸治療もその一環で和み堂ともご縁をいただきました。他にも漢方薬や健康食品なども試されています。

その中で、漢方薬の処方を行なっていた漢方薬局は神戸市内とはいえ東の東で渋滞状況などにもよりますが、片道1時間から1時間半、処方のためのカウンセリングに30分ほど、更に保険適用になる漢方薬については提携している病院の診察を受けたりということも必要となり、一回の処方を受けるために4、5時間は所要時間がかかったとか…

漢方薬は体に応じて処方も変えていく必要がありますから提起的に通う必要があり、その患者さんはだんだんと行くのがしんどくなってきたと言います。

明らかに症状があって、その症状が寛解していけば通うにしてもモチベーションが維持できるかもしれませんが、この患者さんの場合はそういう状況ではないのでしんどくなってきてもなんら不思議はありません。

ここで考えなければならないのは、通院治療の場合は自宅からの距離はとても重要なファクターのひとつではないかということです。

例え、有名な病院であれ治療院であれ定期受診が必要な状況の場合は継続して通えることは重要なことです。

「全国から患者さんがきています」と喧伝しているようなところもありますが、そのような治療が必要な方はそれで良いと思いますが、多くの方はそうではないと思います。

ご自身の通える範囲、お住まいの地域で治療を受けられることが望ましいですし、多くの地域でそのような需要に答えられるような状況を構築していく必要があると思います。

「遠くの有名な治療家よりも、近くで信頼できる治療家」とめぐり合えることが望ましいと思います。

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posted by 鍼医Kまたはハリー at 23:44| Comment(2) | TrackBack(0) | 医療

2015年07月26日

夏期大学第1日目:漢方経絡免疫療法、骨粗鬆症と自律神経


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本日は臨時休診させていただきまして、兵庫県鍼灸マッサージ師会主催の夏期大学講座(第1日目)に参加してきました。

本日のスケジュールは
『午前』
 講師  特定医療法人誠仁会 大久保病院整形外科 田中 日出樹先生
 講題  「骨粗鬆症と自律神経」

『午後』
 講師  医療法人円相会渡邊醫院 院長 渡邊 一幹先生
講題  「漢方経絡免疫療法について」

ということで二人のドクターによる講座でした。

午前の田中先生は整形外科医ということで我々鍼灸院と来院患者が重なることが多く、一般的に現代医学の理論でのみ診察を行なっているドクターは東洋医学を認めない方も多い中、田中先生は東洋医学にもとても理解のおありのご様子に好感を覚えました。

午後の渡邉先生は東洋医学に精通しておられるドクターで、漢方薬と経絡経穴への灸刺激などを用いて多くの癌治療を行なっていらっしゃいます。

癌治療では抗がん剤や放射線治療の効果が無かった方、西洋医学では手の施しようが無かった方の症例も紹介していただきました。MRIやctなど現代科学的な検査結果の裏づけがありとても信憑性の高い結果に関心させられました。

なかなか我々、鍼灸師は病院での検査結果を確認させていただくことは難しく実際に効果がでているのかを確認する術が限られることが多いのですが、今回の症例結果に自信が増えました。

以前から何度か書いていますが、西洋医学も東洋医学も互いに得手不得手を補えるような関係がもっと深まると余分な医療が減少してくるんじゃないかと思いますし、医療費のことを考えてもそうすべきだと思います。

以下に渡邉先生の著書を記載していますのでご興味をお持ちになった方はご覧になってください。

漢方経絡免疫療法


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posted by 鍼医Kまたはハリー at 22:31| Comment(2) | TrackBack(0) | 医療