2015年03月23日

花粉症対策どうしていますか?


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徐々に暖かい日も増えてきて、春到来という感じになってきました。

春は草木が芽吹き、生命活動が盛んになり、物事の始まりの時期でもあります。東洋医学では「五臓の肝」が旺気する時期でもあります。

このように本来なら物事の始まりであり、意気揚々と歩みだすはずが、心身のバランスを崩していると不調を感じることもあります。

代表的なものとしては花粉症やめまいなどでしょうか!

今年は花粉の飛散量も多いようですから、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどいわゆる花粉症の症状が出ている方も多いかもしれません。

花粉症というと、多くの方は花粉を避ける対策をまずされていると思います。マスクや防護メガネなどがその代表的なグッズですね。

あと、症状を緩和するための抗アレルギー薬や目薬、点鼻薬などを使用している方も多いと思います。

しかしながら、完治しているという方はあまりいないんじゃないかと思います。

花粉症も一種のアレルギー反応ですから、根治するのはアレルギーを起こさない身体に体質改善をしていくことが大事なんですね。

では、どうやって体質改善をしていくのか?というと……
ざっくり言うと生活習慣、食生活、身体バランスを整えるということ。
暴飲暴食、偏り過ぎた食事、睡眠不足などを避けること、そして鍼灸などで身体の筋緊張を取り除き、左右、前後、上下バランスを整える、内臓バランスを整えることが大事です。

現代医学でも減感作療法というのがあります。希釈したアレル源(スギ花粉ならスギ花粉エキス)を注射して身体を慣れさせてアレルギー反応を起こさないようにする療法です。

昨年、舌下投与するシダトレンという薬が保険認可され、注射で投与する代わりに薬で投与できるようになったので実践されている方もいるかもしれませんが、これは3年以上毎日投与しなければならないということでなかなか大変な薬です。

減感作療法は有効だとは思いますが、根気の必要な治療ですし、生活リズムの崩れなどが治療効果に悪影響を与えることも考えられます。

減感作療法をするにしても体調バランスを整えておくことは大事なことですし、花粉症に対しては対症療法ではなく、時間をかけても根治を目指した治療を行なう方が、数年先に大きな違いがあると思います。

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posted by 鍼医Kまたはハリー at 23:16| Comment(2) | TrackBack(0) | 医療

2015年03月05日

これは朗報か、それとも悲報か?


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2015年3月4日放送のNHK「ためしてガッテン」で「耳鳴」について取り上げるということでみてみました。

仕方のないことなのかもしれませんが、番組紹介では「耳鳴の原因が判明した」「原因は視床にあった」…とキャッチーな文面が並んでいました。

耳鳴は東洋医学でも古くからある病で、個人差はありますが、非常に難治の病もあります。私の治療経験においても、一回の鍼灸治療で「気にならなくなった」「楽になった」という方もあれば数十回の治療を行なっても「あまり変化ない」という方やかなりの治療期間を経て楽になった方など様々です。

そんな「耳鳴」についてですので、何か参考になればとの思いもあったのですが、ちょっと期待外れでした。(^^ゞ

耳鳴は現代科学においても未だよくわかっていない部分が多く、今回の番組で取り上げていたものはメカニズムが分かった一つの現象についてということなのですね。

それで、この番組で取り上げていた耳鳴のパターンというのは高齢化などで感音性難聴、つまりは音を電気信号に変換して脳に伝える蝸牛といわれる部位に機能低下などが起こることによって難聴をきたし、脳の視床が感度を上げて聴こえていない周波数の音を聴こうとする働きが、脳の中で他の神経伝達のために発生しているノイズを拾ってしまうことによる耳鳴です。

この手の耳鳴は症状のない健常者にも就寝前の非常に静かな環境や防音室などの無音状態で聴こえる「シーン」とか「キーン」とか言う音が増幅されたものと同様だと私的には思います。

そして、この感音性難聴を伴う耳鳴の治療には補聴器が使用されているということが番組で紹介されていました。難聴をきたしている周波数を増幅するように調整した補聴器を装着することで、視床の感度を下げ、耳鳴を軽減させることに成功しているということでした。

番組をみて該当する方にとっては朗報となったかもしれませんが、視点を変えれば該当しない方、この場合であれば感音性難聴を伴わない耳鳴を自覚している方にとっては悲報にもなってしまうんじゃないかと思いました。

番組紹介も興味を持ってもらうために、あのような書き方になるのかもしれませんが、少なくとも民放よりは視聴率を気にしなくてよいはずのNHKですから、もう少し配慮した番組作りをしていただきたいものです。

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posted by 鍼医Kまたはハリー at 23:33| Comment(2) | TrackBack(0) | 医療

2014年11月12日

セカンドオピニオンで異なる診断なら最初の診断は誤診なのか?


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昨今はTV番組の影響もあって、セカンドオピニオンを求めることも大切というような風潮にあると思います。

確かに、「症状の改善が全くみられない」とか「治療の説明や内容に納得できない」とか、そもそも「医師と愛称が悪い」などセカンドオピニオンを求めるに足りる状況はあると思いますので、セカンドオピニオンを求めること自体は決して悪いことではないと思いますし、時に必要なことだと思います。

しかし、場合によってはセカンドオピニオンより最初の診断の方が性格だったなんてこともあり得ると思います。そういう意味では医療提供側にも患者側にも意思疎通とある程度の知識は必要だと思います。

さて、なぜこのような話題を書いているかというと、当院に来院された患者さんが、セカンドオピニオンを求めて他の医療機関を受診し、その結果、診断が違っていたために最初の診断を誤診と思い込んでいる節があって、その経緯をお話になられたからでした。

この患者さんは高齢で転倒された際に複数箇所を打撲されていて、最初に受診された整形外科では指の骨を骨折しているとの診断を受けていたそうですが、週1度の受診の度にX線検査を行なうので、不審に思ってセカンドオピニオンを求めて他の整形外科を受診し、「骨折はしていない」との診断を受けたというものでした。

当初のレントゲン写真を見た訳ではないので、断定はできませんが、問題の一つ目としては意思疎通ができていないこと、それから骨折している状態を患者さんが誤解している可能性があるということ。

骨折と言っても程度に差がありますからX線検査で明らかに骨折が断定できるものもあればそうでないレベルのものまでありますから、最初に受診した整形外科の医師が微妙な骨折の状況をX線検査で確認しようとしていた可能性は否定できません。

セカンドオピニオンで受診した整形外科でのX線検査では骨折とは診断されていませんが、セカンドオピニオンを受診したのは転倒してからすでに1ヶ月以上経過してからですので、すでに骨折箇所が修復されている可能性がありました。

この患者さんがセカンドオピニオンで受診された際にどこまで詳細に情報を伝えたかも分かりませんが、セカンドオピニオンであることを医師に伝えていたのであれば、現状と最初の受診の際とは状況が違うというような説明もあったのではないかと思うのですが…

詳細に状況を伝えていてセカンドオピニオンの医師が現状の診断結果だけを伝えていたのであれば、それはそれで問題なんじゃないかと思います。

上記のような説明も患者さんにはさせていただいたのですが、「最初の診察は誤診だった」と思い込んでいる節があって、少し骨が折れました。(^^ゞ

セカンドオピニオンを求めることも大事ですが、何でもセカンドオピニオンを求めれば良いという訳ではないと思いますし、意思疎通をしっかり行なう、状況をできるだけ整理して詳しく伝えるなども大事なことですし、そしてなにより症状が改善していくことが大事ですから、改善していくために何が必要なのかと考えることが必要ではないかと思います。


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posted by 鍼医Kまたはハリー at 00:38| Comment(2) | TrackBack(0) | 医療