2018年04月09日

不妊鍼灸のススメ


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昨日、4月8日(日)は臨時休診させていただいて兵庫県鍼灸マッサージ師会 西神戸地区講習会を開催しました。
今回は広島県より(一社)日本生殖鍼灸医療標準化機関(JISRAM)学術委員の田辺美晴 先生をお招きして「不妊鍼灸のススメ〜基礎から臨床まで〜」との演題で講義と実技デモンストレーションを行なっていただきました。
妊娠に至るメカニズムを卵巣、卵子、子宮、精子の状態や関係ホルモンの働きや関わりなども詳しく講義していただきました。また不妊や流産の原因や婦人科クリニックでどのような不妊治療が行なわれているのかや、最近問題になっている出生前診断についてもお話いただきました。そして、鍼灸治療がどのように関わることができるのか、また患者さんのサポートができるかなどについてもお話いただきました。
不妊治療はタイムリミットのある治療であり、患者さんは精神的にも経済的にも大きなストレスを抱えながら行なっています。そこに鍼灸治療が関わることで妊娠に至る確立が上昇することは様々な研究データからも明らかですが、それは正しい知識と技術を持った鍼灸施術家が行なえばということになりますし、大きな負担を抱えながら患者さんは不妊治療を行なっている訳ですからそのようなことに真摯に向き合える施術家のみが行なえることです。
ということで、今回の講習会は予定定員をオーバーするほど関心の高い内容で、多くの先生方にご参加いただきました。ありがとうございました。コーディネーター役としても嬉しい限りです。また、ご協力いただいた方々、ありがとうございました。
そして、遠方よりお越しいただいた田辺先生に感謝申し上げます。


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posted by 鍼医Kまたはハリー at 17:29| Comment(2) | TrackBack(0) | 医療

2018年02月06日

新しいトリガーポイント療法


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2月4日(日)は兵庫県鍼灸マッサージ師会 神戸ブロック 臨床研修会に参加してきました。

「観察研究からみえてきた新しいトリガーポイント療法」との演題で関西医療大学 保健医療学部 はり灸スポーツトレーナー学科 助教 北川洋志 先生をお迎えして講義と実技指導を行なっていただきました。
トリガーポイント療法を私は取り入れている訳ではないのですが、一応の基礎理論は書籍などで知ってはいますし、結果としては局所治療では経絡治療でも同様のことを施している場合もあります。

そんなトリガーポイント療法ですが、演題に「新しい」と付いているように、従来のトリガーポイント療法の進化型というか、以前の理論だけではカバーできていなかった部分を補っている理論が腑に落ちた感じがしました。

従来のトリガーポイントの定義は「筋硬結中の刺激により関連痛を引き起こす部位」ということで、筋や筋膜上に出現したいわゆる「凝り」を刺激すると患部に関連痛を生じる場所ということになります。なので、その硬結の除去や循環改善に焦点があてられています。

確かに硬結部位がトリガーポイントとなっていることも多いですが、硬結ではない部位であっても同様に関連痛を引き起こす部位もありますし、また筋や筋膜上だけではなく、腱や靭帯や骨膜などにもトリガーポイントを生じることも知られています。

上記を踏まえて、新しいトリガーポイントの捕らえ方としては痛みを感受する受容器(センサー)は筋や筋膜以外の腱や靭帯、骨膜などにも存在し、神経を除く運動器の痛みの発生源がトリガーポイントということが言えます。

通常は圧迫などをしても痛みを感じない強さで刺激した際に、受容器が過敏になっていることで痛みを生じる部位がトリガーポイントという捕らえ方になります。

では、従来のように硬結部位がトリガーポイントとなっていればまだ分かりやすいですが、ソウでない場合のトリガーポイントをどうやって見つければいいのか?

受容器が過敏科しやすい条件としては…
  1.何度も刺激される部位・・・姿勢保持筋や運動や仕事でよく使う所。
  2.強く刺激される部位・・・筋の起始停止や筋腱移行部などの異構造接合部。

以上の周辺で基本的には筋収縮動作で痛みを感じるところでトリガーポイントを探し、刺激した際に痛気持ちいい痛みを感じるところをトリガーポイントとするということになります。

今回の新しいトリガーポイント療法は局所治療法として有効な方法のひとつではないかと思います。
また、従来の理論でトリガーポイント療法を行なっている方にはもっと治療の幅を広げることに繋がるんじゃないかと思います。

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posted by 鍼医Kまたはハリー at 23:27| Comment(2) | TrackBack(0) | 医療

2017年11月25日

新型腰痛って言うけど…


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すっかりご無沙汰してしまいました。(^^ゞ
11月に入って気温が下がってきたことや、睡眠不足だったりがたたったのか分かりませんが、久々に風邪を引いてしまいました。疸が喉にへばりついたような感覚が長く続いてかなりしゃべりづらい日々を過ごしておりました。自覚症状が出てから約3週間、やっとすっきりしてきました。
皆様も風邪にはご注意を!「手洗い」「うがい」「十分な睡眠」を心掛けましょう。特に今からは忘年会シーズンですから体調が優れない時は誘いを断って休息を!

さて、話は変わって…少し前に「あなたの治らない腰痛は『新型腰痛』だった」みたいな…とある番組でやってました。

最近、この手のタイトルって多いよな、と思いつつどんな内容か観ていました。
様々な腰痛がありますが、原因がはっきりしている腰痛はそのうち15%ほど。残りの85%は原因がよく分からないというのが現在の定説です。その原因が分からない腰痛の10%ほどはこの新型腰痛が該当するのではないかと番組では言っておりました。

それで、結論から言うとこの新型腰痛と言われているのは「殿皮神経障害」というものです。要は腰から殿部(おしり)の皮膚や筋肉に分布している神経が圧迫されたりして腰痛を引き起こしているということです。

対処方法としては殿皮神経が骨盤で擦れている場合は刺激されないよう手術をするようです。殿皮神経のブロック注射を行なうこともあるようです。あとは予防も兼ねたストレッチングです。ストレッチングはざっくり言うとおしりの筋肉のストレッチングです。

番組の中でもストレッチング方法は紹介されていたようですが、私が同様の部位のストレッチングを患者さんにお話する際は仰向けに寝た状態で膝を曲げ、足を組んだ状態で、足を左右に倒して殿筋などをストレッチングするようお話します。片側が終われば足を組み替えて反対側も行います。ポイントは痛みを感じるところまで延ばしすぎないことと、伸びている感覚が薄れるまで約1分間ほどは延ばしっぱなしにするということです。

日々の養生のためにも殿筋などの大きな筋肉は柔軟性を保つためにもストレッチングを行なっていただければと思います。

で、殿皮神経障害の対処についてはこのぐらいにしますが、どうも番組の作り方には腑に落ちないというかすっきりしないものがあります。

確かに原因がはっきりしない腰痛の中には殿皮神経障害のケースもあるとは思うのですが、原因不明の腰痛の大部分が該当するかのような作り方はいかがなものかと!

現代医学では腰痛ひとつ取っても細かく分類、分析して原因を探ろうとするので、いろんな病名や症状名が出てきますが、そもそも身体は繋がっている訳で、腰痛を自覚する患者さんの場合、特に背部から殿部、下肢に至るまで状態チェックをするのは東洋医学や鍼灸では当たり前のことです。他には内臓が関与することもありますし、トータルで身体を診察していれば原因がはっきりしなくても症状は改善していきます。

手術が必要な状態かどうかというような鑑別は必要ではありますが、原因追求よりも症状改善が優先されることの方が重要ではないかと思います。

今回のケースも、影響を受けている神経のひとつが殿皮神経だったということに過ぎず…では、どうして殿皮神経に影響が出てしまうような状態になったのか?ということについては原因は様々だと思います。大切なのは自覚症状が出てしまうレベルまで身体のバランスを崩さないようにするということではないでしょうか。


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posted by 鍼医Kまたはハリー at 22:48| Comment(2) | TrackBack(0) | 医療