2018年07月25日

夏期大学講座 第1日目〜腸内フローラについての最新医療


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7月22日(日)は兵庫県鍼灸マッサージ師会主催の夏期大学講座 第1日目でした。
午前は神戸大学医学部附属病院 循環器内科 准教授 山下 智也 医師による「腸内フローラについての最新医療〜腸内細菌と生活習慣病〜」との演題の講演でした。

ここ数年の間に腸内環境・腸内フローラについての研究は目覚しいものがあり様々なことが分かってきました。腸内細菌の多くは培養困難菌で、糞便からでは解析ができなかったのですが、近年の遺伝子解析技術により腸内細菌の種類や分布割合が解析できるようになったということでした。

例えば、 2型糖尿病と腸内細菌との関連を調査した研究では、非糖尿病者に比較してクロストリジウム(Clostridium)属やAkkermansia (A.) muciniphilaという菌が減少するという報告が多く、日本人の糖尿病患者の解析でも、Clostridium coccoidesが有意に少ないと報告されています。Clostridium属菌は、短鎖脂肪酸の一つである酪酸の産生に関わり、免疫や代謝を介して宿主に影響を及ぼすことが示されています。

他にも様々な疾病の関係性が報告されていますが、まだまだ研究途上の分野であり、医療現場にフィードバックできるほどの成果は得られていないようです。

もっと研究が進んで、日常的に摂取するもののバランスや摂取量を調整することで腸内フローラのバランス調整ができれば医薬品になるべく頼らずに健康体が維持できる日が来るかもしれません。

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posted by 鍼医Kまたはハリー at 23:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 医療

2018年04月09日

不妊鍼灸のススメ


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昨日、4月8日(日)は臨時休診させていただいて兵庫県鍼灸マッサージ師会 西神戸地区講習会を開催しました。
今回は広島県より(一社)日本生殖鍼灸医療標準化機関(JISRAM)学術委員の田辺美晴 先生をお招きして「不妊鍼灸のススメ〜基礎から臨床まで〜」との演題で講義と実技デモンストレーションを行なっていただきました。
妊娠に至るメカニズムを卵巣、卵子、子宮、精子の状態や関係ホルモンの働きや関わりなども詳しく講義していただきました。また不妊や流産の原因や婦人科クリニックでどのような不妊治療が行なわれているのかや、最近問題になっている出生前診断についてもお話いただきました。そして、鍼灸治療がどのように関わることができるのか、また患者さんのサポートができるかなどについてもお話いただきました。
不妊治療はタイムリミットのある治療であり、患者さんは精神的にも経済的にも大きなストレスを抱えながら行なっています。そこに鍼灸治療が関わることで妊娠に至る確立が上昇することは様々な研究データからも明らかですが、それは正しい知識と技術を持った鍼灸施術家が行なえばということになりますし、大きな負担を抱えながら患者さんは不妊治療を行なっている訳ですからそのようなことに真摯に向き合える施術家のみが行なえることです。
ということで、今回の講習会は予定定員をオーバーするほど関心の高い内容で、多くの先生方にご参加いただきました。ありがとうございました。コーディネーター役としても嬉しい限りです。また、ご協力いただいた方々、ありがとうございました。
そして、遠方よりお越しいただいた田辺先生に感謝申し上げます。


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posted by 鍼医Kまたはハリー at 17:29| Comment(2) | TrackBack(0) | 医療

2018年02月06日

新しいトリガーポイント療法


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2月4日(日)は兵庫県鍼灸マッサージ師会 神戸ブロック 臨床研修会に参加してきました。

「観察研究からみえてきた新しいトリガーポイント療法」との演題で関西医療大学 保健医療学部 はり灸スポーツトレーナー学科 助教 北川洋志 先生をお迎えして講義と実技指導を行なっていただきました。
トリガーポイント療法を私は取り入れている訳ではないのですが、一応の基礎理論は書籍などで知ってはいますし、結果としては局所治療では経絡治療でも同様のことを施している場合もあります。

そんなトリガーポイント療法ですが、演題に「新しい」と付いているように、従来のトリガーポイント療法の進化型というか、以前の理論だけではカバーできていなかった部分を補っている理論が腑に落ちた感じがしました。

従来のトリガーポイントの定義は「筋硬結中の刺激により関連痛を引き起こす部位」ということで、筋や筋膜上に出現したいわゆる「凝り」を刺激すると患部に関連痛を生じる場所ということになります。なので、その硬結の除去や循環改善に焦点があてられています。

確かに硬結部位がトリガーポイントとなっていることも多いですが、硬結ではない部位であっても同様に関連痛を引き起こす部位もありますし、また筋や筋膜上だけではなく、腱や靭帯や骨膜などにもトリガーポイントを生じることも知られています。

上記を踏まえて、新しいトリガーポイントの捕らえ方としては痛みを感受する受容器(センサー)は筋や筋膜以外の腱や靭帯、骨膜などにも存在し、神経を除く運動器の痛みの発生源がトリガーポイントということが言えます。

通常は圧迫などをしても痛みを感じない強さで刺激した際に、受容器が過敏になっていることで痛みを生じる部位がトリガーポイントという捕らえ方になります。

では、従来のように硬結部位がトリガーポイントとなっていればまだ分かりやすいですが、ソウでない場合のトリガーポイントをどうやって見つければいいのか?

受容器が過敏科しやすい条件としては…
  1.何度も刺激される部位・・・姿勢保持筋や運動や仕事でよく使う所。
  2.強く刺激される部位・・・筋の起始停止や筋腱移行部などの異構造接合部。

以上の周辺で基本的には筋収縮動作で痛みを感じるところでトリガーポイントを探し、刺激した際に痛気持ちいい痛みを感じるところをトリガーポイントとするということになります。

今回の新しいトリガーポイント療法は局所治療法として有効な方法のひとつではないかと思います。
また、従来の理論でトリガーポイント療法を行なっている方にはもっと治療の幅を広げることに繋がるんじゃないかと思います。

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posted by 鍼医Kまたはハリー at 23:27| Comment(2) | TrackBack(0) | 医療