さて、昨日は兵庫県鍼灸マッサージ師会の学術担当者会議にお昼過ぎまで出席して、その後、治療院に戻って、数名治療を行ない、夕方から所用で外出というスケジュールで結構疲れてしまいました。(^^ゞ
あまり、このようなスケジュールになることがないので、思いのほか疲労したのかもしれません。日中、暑い日差しの中を移動したことも影響しているのでしょう。
さて、学術担当者会議では主に、鍼灸マッサージ師会が主催して行なう夏期大学講座の件を話し合います。
いろんな意見があって、議論することは一向に構わないのですが、気になる点がひとつあります。
それは、各地区の担当者が会員の意見を吸い上げてきた内容の中に、講演を聞いただけで、明日から即、臨床現場で使える技術があり、それが、治療効果や患者満足度に直結すると思っていて、ひいては集客、経営改善になる、と。また、そのような講座を開いて欲しいという要望があることです。
そのように思う気持ちは分からなくはありませんし、現状よりも少しでも向上したいと思うことは大切なことだとは思うのですが、果たして講師が短時間で伝える内容だけで、望みが適うかと言われれば、そんなことはまずあり得ません。
大学などで研究されている方は多くの時間と労力をかけていますし、臨床現場で提唱されている技術を実践している方は、その域に達するまでには同じく長い時間と労力をかけているはずです。そのような理論や技術がせいぜい数時間の講座を受けただけで物になることはありませんし、実際に臨床現場で使えるレベルになろうと思えば、その理論や技術の研究会や勉強会に参加するなどして力をつけていくしかないと思います。
さらに、講座を受講して、それが患者満足度の向上や経営改善を期待するというのは他力本願であると思いますし、治療や経営面でうまくいかない原因を外部要因に求めていると思います。
治療効果や患者満足度の向上、経営改善は短時間の講座を受講すれば好転すると思っている段階では真の状態改善にはなかなか結びつかないと思います。このような講座をきっかけにすることは良いと思いますが、改善する点は自身にあるという捉え方ができないと困難な状況は続くんじゃないかと思います。
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