2013年08月27日

「がん」の早期発見には意味はあるとは思いますが…

科学技術が進歩すると今まで解明されていなかったことが科学的にいろいろと分かってくることがあります。

今日も国立がん研究センターが血液検査によって早期の膵臓がんを発見できる方法を開発したというものがありましたが、早期発見が必ずしもQOLの向上にはならないのではと最近は思うようになりました。

「早期発見、早期治療」が合言葉のように用いられ、「早期発見なら必ず治る」というような錯覚に陥らないとも限りませんし、発症部位によっては発見されても治療が難しい場合もあると思いますし、抗がん剤治療となった場合に、その副作用などを考慮した時に、果たしてそれは是なのか…と思ったりします。

早期発見することで、生活改善を図り、自己免疫力を向上させて身体の治癒力を挙げて行くというのなら、早期発見されることも大きなメリットだと思いますが、現状の医療では「がん」が発見されれば手術で摘出、抗がん剤治療や放射線治療を行なうというのが一般的ですし、患者もそれおを受け入れる方が圧倒的に多いと思います。

良いとか悪いということの前に、本質的にどのような状態を望んでいるのかということをよく考えることが大切ではないかと思います。


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posted by 鍼医Kまたはハリー at 22:46| Comment(2) | TrackBack(0) | ふと思ったこと
この記事へのコメント
御客様の友人で、病弱な妻の面倒を見ている方が、本当に極早期の「がん」を発見されて、必死に「がん」を叩く療法を受けたら、逆に「がん」が一気に成長して一年も持たずに亡くなってしまい、気の毒なので奥様には御主人の死は伝えられなかったという話を聞いたコトがあります。

高齢の方だったので、おそらくそんなに躍起にならければ、数年は確実に大丈夫だっただろうと思うのですが。
Posted by koyuri at 2013年08月27日 23:32
koyuriさん。必ずしも現代医学で行なう医療が良いとは限りませんし、治療法はひとつの手段ですから、患者サイドが賢くならないとQOLの向上にならないこともありますね。決して全く根拠のない怪しい療法を薦めている訳ではないのですが、現状では意思決定の際に洗濯しがあまりにも狭いんんじゃないかと思いまして…。
Posted by 鍼医K at 2013年08月28日 23:31
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