耳鳴りの原因は脳だった 関連部位明らかに 和歌山医大 (産経新聞)という記事。
「重度の耳鳴りに悩む患者24人に対してMRI検査を実施。重症患者ほど脳の特定部位のネットワークに異常があり、耳鳴りの音は聴覚とは関係なく脳で作り出されていることを突き止めた」ということで、原因が解明されることには一定の意味があるとは思いますが、治療法として脳を刺激するような方法が必ずしも有効だとは思えません。
身体に感じる種々の刺激は脳で感知しているのですから、脳に関連部位があるのは当然と言えば当然とも言えます。
現代医学が発展した今では、脳に直接作用する薬剤や物理的な刺激も可能となってきていますが、脳はデリケートな部分だけに、脳を直接的に刺激しないで出来る治療にも目を向けるべきではないかと思います。
耳鳴の治療は東洋医学でも古くから行なわれてきていますが、耳以外のつぼ刺激などが効果を発揮するメカニズムの説明にもなっているのかなとも思ったりします。
つぼをを刺激するということは皮膚や筋、神経などから脳へと刺激が行く訳で、その刺激が耳鳴を発生させている部位に抑制的に働いているのだと思います。
とにもかくにも、研究が進んで脳のメカニズムの解明が進むことは良いことですが、脳を刺激すればいいんだというような短絡的な治療にならない方がいいと思います。
再三の告知で申し訳ありませんが、初めてご覧になる方もあると思いますので、お付き合い下さい。
さて、8月25日(日)に所属する学会主催の「経絡基礎講座」の開催が決定しましたので、そのご案内をさせていただきます。
鍼灸治療と言っても、さまざまな方法や流派が存在します。現在、すでに開業されている方、勤務されている方も自身の治療スタイルが確立しているかもしれません。
しかし、今現在の治療法で納得のいく治療が出来ている先生方はその治療法を追求していただければよいのですが、「今ひとつ治療効果が出ない」「現在の治療法よりもっと患者さんの負担が少ない方法を探している」「患者さんをもっと満足させたい」などとお思いの先生方もいらっしゃると思います。
どのような鍼灸治療を行なうかというのは、大学や専門学校などで指導に当たった先生の影響を色濃く受けていることが非常に多いですが、その指導教員の治療スタイルが必ずしも自身のそれと合致するとは限りません。
もし、今の治療スタイルにもう一手加えたい、治療スタイルを変えたいという先生方、「経絡治療」を本格的に学んではみませんか?
学校では本格的に学ぶことはないというか、ほとんど学ばない「経絡治療」の実際の基礎理論と臨床実技をこの夏に体験してみて下さい。ご自身の治療に必ずプラスになることがあるはずです。
【経絡治療基礎講座】
日時:平成25年(2013年)8月25日(日) 10:00〜16:30
会場:尼崎市総合文化センター 7階 第2会議室
会場住所:尼崎市昭和通2丁目7-16
受講料:3000円(定員30名
申し込み締め切り:平成25年8月12日(月) (定員に達し次第締切ります)
詳細情報、お問い合わせは古典鍼灸臨床医学会のHPをご覧下さい。
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