さて、8月25日(日)に所属する学会主催の「経絡基礎講座」の開催が決定しましたので、そのご案内をさせていただきます。
鍼灸治療と言っても、さまざまな方法や流派が存在します。現在、すでに開業されている方、勤務されている方も自身の治療スタイルが確立しているかもしれません。
しかし、今現在の治療法で納得のいく治療が出来ている先生方はその治療法を追求していただければよいのですが、「今ひとつ治療効果が出ない」「現在の治療法よりもっと患者さんの負担が少ない方法を探している」「患者さんをもっと満足させたい」などとお思いの先生方もいらっしゃると思います。
どのような鍼灸治療を行なうかというのは、大学や専門学校などで指導に当たった先生の影響を色濃く受けていることが非常に多いですが、その指導教員の治療スタイルが必ずしも自身のそれと合致するとは限りません。
もし、今の治療スタイルにもう一手加えたい、治療スタイルを変えたいという先生方、「経絡治療」を本格的に学んではみませんか?
学校では本格的に学ぶことはないというか、ほとんど学ばない「経絡治療」の実際の基礎理論と臨床実技をこの夏に体験してみて下さい。ご自身の治療に必ずプラスになることがあるはずです。
【経絡基礎講座】
日時:平成25年(2013年)8月25日(日) 10:00〜16:30
会場:尼崎市総合文化センター 7階 第2会議室
会場住所:尼崎市昭和通2丁目7-16
受講料:3000円(定員30名
申し込み締め切り:平成25年8月12日(月) (定員に達し次第締切ります)
詳細情報、お問い合わせは古典鍼灸臨床医学会のHPをご覧下さい。
ワンデイの長時間の講座で3000円は破格です!是非、ご参加を!
以前にも少し触れたことがあったと記憶しているのですが…
今や国民病と言っても過言でない腰痛、その原因はいろいろと言われてきましたが、最近では今までの腰痛の常識では語れないよう痛患者さんが増加しています。
そんな話題を本日のNHK クローズアップ現代が「腰痛 2800万人時代」として放送していました。
番組で取り上げられていたのは腰椎椎間板ヘルニアによる症状や慢性化した腰痛でした。
椎間板ヘルニアについては腰であれば腰椎と腰椎の間にクッションとして存在している椎間円板の髄核が突出するという状態で、その突出したものが神経を圧迫するなどして症状が出現すると考えられていましたが、昨今の進歩した検査技術による画像診断結果で、椎間板ヘルニアが確認されても、症状に結びつかない事例が多く発見されました。(これについては以前にも書いたと思います。)
では、症状の原因はどこにあるのか?ということになってきます。
番組では、その腰痛の原因は心理的、社会的ストレスが深く関与していると結論付けていました。
腰痛には前述の腰椎椎間板ヘルニアのように物理的に神経などを刺激して症状が発症しているものももちろんあるのですが、その他に筋肉の状態や心理的な要因も以前から原因には挙げられています。
以前までは現代医学では物理的な要因に着目していたものが、最近では変わってきているということです。心理的要因、つまりは心と身体の関係を重視するような方向へとシフトしてきつつあるということです。
東洋医学では以前から心と身体の関係は密接で切り離して考えることはできないとし、心理的な部分にもアプローチをしています(すべての鍼灸治療がそうではないですが…)。
社会状況は移り変わって行くものですから、最近は以前より心理的、社会的な部分の影響が顕著になってきているのだと思いますが、やはり身体は基本的に全身で診ることが必要ですし、病気をみるのではなく病人として診ることが大事と思います。
番組で紹介されていた内容だと、整形外科に加え、心療内科などとも連携して治療に当たるような体制を整えるような動きがあるようですが、心療内科というのが少し気になりました。
カウンセリングは大事だと思うのですが、心理、社会的ストレスを緩和するために薬物投与が盛んに行なわれるようなことになると、弊害もまた増加するのではと思うからです。
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そもそも、逃げられるストレスばかりではナイですしね。