それはいい事も悪い事もです。ただ身体に悪影響となるのは往往にして悪いことということになります。
3.11以降、震災や原発事故の影響が大きなストレスとなり、様々な影響を引き起こしてくるであろうことは予想されていましたが、その事に関係する記事が出ていました。
胃や十二指腸などでできる消化性潰瘍(かいよう)の宮城県内の患者のうち、不安や恐怖などの心因性ストレスが原因と見られる人の割合が、東日本大震災の前よりほぼ倍増したことが判明したり、国際トラウマティック・ストレス学会で 「福島の子供の21.5%が危険な心の状態にあり、(16歳以上の)大人は21.3%が心的外傷後ストレス反応に陥っている」と国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所の鈴木友理子室長が報告したということです。
また国際トラウマティック・ストレス学会での報告では大人の心的外傷後ストレス反応の割合は、9.11同時多発テロ後に世界貿易センターで復旧にあたった作業員らを上回るとのことで、放射性物質という眼に見えない、実態のつかめないものに対するストレスがより影響が大きいと言えると思います。
私も実際に体験している訳ではないので、被災された方々や放射性物質の影響下で暮らしている方々の心情などが完全に理解できるとは思いませんが、少なくとも状況が大変なことは理解できます。
ところが、復興や放射能汚染に対する政府や行政の対応は後手後手ですし、復興予算の流用問題や除染作業でのゼネコンのピンハネ問題などもありますし、政治は政局相動でゴタゴタでとても建設的とは言えないのが現状だと思います。
そのような状態が二重、三重のストレスとなってのしかかっているのではないかと思うのです。
政治や行政というのは平穏な時はマイペースで良いのでしょうけども、緊急を要する時はスピードが大事です。
現場では事態はどんどん変化しているはずですし、トップダウンでリーダーシップを発揮できる人がトップにいなければ、現在のおかれた状況を悪化させることはあっても、良くは出来ないんじゃないかと思います。もちろん、トップの意思決定が正しい方向を向いていることが前提ですが…。
悪影響がこれ以上広がらないためにも、トップの正しい判断を望みます。
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タグ:ストレス
本当に困っている人に手を差し伸べる政治に、一日でも早くなって欲しいモノですね。