以前、「KY」という言葉をよく耳にしましたが、言葉は使われなくなっても、そういう状態に該当する人は相変わらずいます。
野田佳彦首相は10日の参院予算委員会で、首相官邸前での原発再稼働反対の抗議行動を「大きな音だね」と語ったことについて、覚えていないという認識を示したそうで、今の政治をみていると民主主義はいったいどこへ行ってしまったのかと思います。
あれほどの抗議行動が行われているのに、原発再稼動に対しても再考する考えはないと答弁していますし、消費税増税には強硬な姿勢を崩していません。
民意は時に誤った方向へ突き進んでしまうこともありますから、政治はそれらを見極める必要がありますが、だからといって強行な態度を取ってよいということではないと思います。
大阪の橋下市長が「決められる政治を行っている」、と現政権を絶賛したというようなニュースも流れていますが、さまざまな意見を十分に議論した上で、将来的なビジョンをきちんと掲げ、さらに国民の利益となるような選択をするというのであれば評価もできるでしょうけども、決してそういったプロセスをきちんと踏んでいるようには思えませんし、一部の人にしか利益をもたらさないような決定ならしない方がマシなんじゃないかと思います。
国民の声に耳を傾けられないような政治家は選挙で選ばれた代議士とは言えないでしょう。
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独裁を目指す人というのは、他者からの攻撃に弱いですから。