本日は一日中、雨が降り続いています。気温も4月並ということで、少し肌寒い日でした。週末には晴れ間も覗くようですが、寒暖の変化、湿度、気圧の変化で体調を崩しやすいので、十分、ご注意を!
ところで、先月あたりから話題になった生活保護制度ですが、最近は報道がすっかり減少しています。報道もされていない訳ではないのですが、TVなど大手メディアは次から次へと新しいトピックにフォーカスしますから、とても遠い過去のニュースのようになってしまいます。
で、いろいろと問題の多い生活保護制度なのですが、その制度の問題というか、行政側が現状では対応できていなかったことが明らかになっています。
大阪市が本人確認していない生活保護受給者138人に保護費を支給していたと発表しました。(読売新聞)
大阪市は生活保護受給者が全国でも一番多い市町村ですから、職員の怠慢という単純な問題ではないと思います。
しかも、本人確認をしていない人の中に不正受給者が含まれていると言いますから大問題です。
先月、お笑いタレントの親族の生活保護受給がクローズアップされた後に、「自分も生活保護対象になるんじゃないか」と窓口に殺到した人々が多くいたということにも驚かされるのですが、インタビューに答えていた人が「受給できなかったら訴える」なんて言っていた人があったので、さらにびっくりしましたが、本来のセーフティーネットの役割を果たそうと思えば、モラルの問題もありますが、きちんと働いた方がいいと思えるような状況を作り出す必要があります。万が一に備えての生活保護制度でなければならないでしょうし、万が一の時にはスムーズに受給でき、状況が改善されればすみやかに受給を止めるという形が確立されないといけないと思います。
そんなことを考えると消費税増税に前のめりな政府にも疑問符がつきますし、メキシコで開かれた主要20か国・地域(G20)首脳会議で消費税増税を高らかに宣言して世界からの信用や高い評価を狙っていたのでしょうが、緊縮財政路線では片手落ちで「力強く持続可能で均衡の取れた成長はG20の最優先課題」と首脳宣言に明記したように増税を先行していくのには問題ありかと。
税金負担が大きくなれば増税以前はやりくりが出来ていた人もやりくりできなくなる可能性もありますし、そうなると生活保護に頼らざる人が増加するでしょう。現在のような経済や社会情勢では少しの判断ミスも大きな傷となることがありますから、増税などをする場合にはその時期と、その他、いろいろの仕組みを整えた上で行わなければ大変なことになりかねません。
生活をしていく上で、多かれ少なかれ利害関係はありますが権力を持つものが持たないものを苦しめるようなことがないようになって欲しいところです。
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