その睡眠について興味深い記事が出ていました。
メタボリックシンドローム 睡眠不足はメタボを招く?!(MSN産経ニュース)
睡眠が大事なことは何度か書いていますが、睡眠不足がメタボに影響することは意外と思われるかもしれません。
睡眠時間とメタボや糖尿病の関係は疫学調査でも立証されていて、睡眠不足はホルモンバランスを崩し、満腹感を感じにくくなり、過食に繋がると言われています。
また、睡眠は個人差はありますが、長さだけでなく、睡眠の質も重要な要素となっていて、睡眠が浅いと十分な睡眠の効果が得られないということになります。
睡眠の質を考えた場合、日本でもメタボの人の約6割に睡眠時無呼吸症候群が発症していると言われていて、睡眠不足がメタボを助長し、そのメタボによってさらに睡眠の質が低下、そして更なるメタボへと悪循環に陥ってしまっている人も多いようです。
睡眠はそもそもの時間が確保できない方は生活リズムを大転換するなどしなければ大病を患ってしまうかもしれません。睡眠の質が悪い、例えば寝つきが悪いとか途中で目が覚めるなんていう方は就寝までの過ごし方を工夫することで睡眠の質が向上する可能性があります。
子どもや高齢者は若干違いますが、多くの大人の場合は、就寝前に体温をしっかり上昇させてあげる、眼から入る情報を減らして脳を休ませるといいです。
体温を上昇させるのは就寝時は身体の深部体温が低下することが必要で、入浴などでしっかり体温を上昇させることで、徐々に体温が下がる状態で眠りやすいということがあります。
眼からの情報を減らすことは眼から多くの情報、つまりはTVやパソコン、ゲームなどの視覚刺激によって脳が活性化されることを防止するということです。
視覚刺激が多いと脳はその情報を処理する必要がありますから、脳が活発に働くために脳の血流が増加し、頭部に熱がこもります。そうなってしまうとひどい場合は冷えのぼせになって、なかなか眠ることができなくなります。
昔から頭寒足熱が良いと言われます。身体をそういう状態に持っていければ会的な生活の一歩となります。
東洋医学では身体の寒熱の状態はとても重要なポイントとなります。不眠などで悩んでいる方の多くは頭寒足熱ではなく頭熱足寒になっています。冷えが強くない方でも頭部が熱を持ち、相対的に足元は冷えていることが多いです。
鍼灸治療ではそのような身体の寒熱バランスを整えることによって、身体のバランスを整えていくということも行ないます。
ちょっと話が反れましたが、睡眠はとても大切ということで、睡眠時間や質が十分でない方は一度睡眠について検討してみてください。
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夜になっても真っ暗にはなりませんし。
人間も動物ですから、特に睡眠は本能に沿った行動が必要ですね。