で、本日は定例学会のために和み堂は臨時休診しておりました。
本日の症例検討会の題材は今年、大流行しているマイコプラズマ肺炎についての検討会を行いました。
マイコプラズマはウイルスと細菌の中間に位置する 病原体なのですが、細胞膜を持たない特徴があって、細胞膜に働きかけて効果を示す通常よく使用されている抗生物質は効果がありません。
また、確定診断を行うためには健康保険の範囲で行う検査だと結構日数がかかるようです。
マイコプラズマ肺炎は比較的に予後の良い疾患で、発熱から始まって、乾いたひどい咳が特徴です。また、ただの風邪と思って放置されてしまうことで、家族内や職場内で感染が広がってしまうことが多いようです。
今年は大流行していますが、だいたい4年周期で流行期がきているようですが、最近はそのパターンもくずれつつあるようです。
マイコプラズマはそんなに病原体としては強くはないようですが、上に書いたように感染に気がつかずに知らない間に感染拡大しているなんてこともありますので、咳がなかなか止まらないというような場合は一度検査しておくことも必要かもしれません。
比較的に予後の良い疾患とも書きましたが、合併症を引き起こすと重大な疾患に発展してしまうこともありますし、特に幼少期は注意が必要でしょう。
本日の症例検討会の患者さんはまだ2歳半だったようですが、検査結果が出るまでの小児鍼治療にて症状が消失してしまったということで、非常に良かった事例ですが、必ずしもこのような結果となるものではないでしょうから、患者さんの身体の調子や症状の変化を見極めて治療する必要があります。
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要するに、体調を整えていればウィルスにも感染し難くなりますし、感染しても発症しないのですから、普段から自己免疫力を高める以上の予防策はナイのかもしれませんね。