2011年11月18日

難治の横隔膜痙攣の鍼灸治療

本日は定例学会でした。本日の症例検討会の担当に当たっていたので、せっせと資料を作成して発表してきました。

題材は「難治の横隔膜痙攣」です。
横隔膜痙攣は「しゃっくり」のことです。東洋医学では吃逆(きつぎゃく)と言います。

「しゃっくり」は一過性で急性のものは食事の時に喉を詰めそうになったり、熱いものや冷たいものが刺激となって起こる場合がありますが、あまり心配するようなものではありません。

ところが、この吃逆も持続して起こると結構大変です。場合によっては腹部や胸部、脳などに器質的な原因が起きている可能性もあるからです。

幸い私が診させていただいていた患者さんはそう言った器質的な疾患は無かったのですが、逆に言うと現代医学では原因不明ということになります。

吃逆は東洋医学では中焦(腹部)の冷えによって起こることが多いとされています。ですから腹部を温めて、身体の陰陽の交流を整えて気血がスムーズに循環できるようにバランスを整えることが治療になります。

多くは中小の冷えが原因となっているので、脾虚証で治療することが多いということになります。

よく使用する経穴としては太白、大陵、三陰交、足三里、膈兪、脾兪、胃兪、中カン、大横などです。

器質的な疾患がなく、持続するようなしゃっくりは鍼灸治療も適応ということになります。

今回の症例の患者さんは治療経過が思いのほかよろしくなく、治療回数も多かったです。体質や気質の影響もありますし、一概には言えないのですが、2、3回の治療で症状が完全に消失した例もありますので、鍼灸治療を試してみる価値はあると思います。


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posted by 鍼医Kまたはハリー at 21:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 東洋医学
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