生姜、美味しいですよね…いや、それは置いておくとして…
生姜と言えば、一般的に身体を温めるということで紹介されます。確かにそれはそうなのですが、ちょっと注意があります。
生姜と一口に言っても手の加えようで少し効能が変化します。番組でも言われていたんですが、生の生姜は末梢血管を拡張させ、末梢循環を改善します。
それとは対照的に温めた生姜は胃腸を温め、全身を温めるということになります。
あれっ、どっちも身体を温めるじゃないか!と思った人は気を付けて下さい。
生姜の効能としては温めていることには変わりありませんが、最終的に身体に起こる現象というか結果に違いがあります。
生の生姜は末梢血管を拡張させ末梢循環を促進しますが、皮膚面は血管が拡張し血行が促進されることで温度は上昇します。これは末梢血管が拡張することで外気との接触面を増加させていることになって、結果としては体温を下げることに繋がります。人間の身体は身体に熱が多くなり過ぎないようにするために末梢血管を拡張し、汗腺を広げ発汗して解熱しようとするんですね。
風邪の初期に発熱して悪寒がない場合に葛根湯をよく使用します。葛根湯と言えば生姜です。これは体温を上げて発汗させて解熱しようとしていることになります。
生姜に熱を加えた場合は内臓から身体を温めるので冷やすことはあまりないです。
他にも生姜の効能はいろいろありますが、生のままで火を加えずに摂取すると冷やすことになる場合がありますので、ちょっと注意して欲しいところです。
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