2011年07月30日

暑い時期だから小児鍼では熱の処理が大事 and 講習会のご案内

今年はどうも湿度の納まりが例年より遅いようで、蒸し蒸ししている感が強いように思います。
昨年のことを思えば、まだ気温は低いですが、こう湿度が高いと身体にはとても負担が大きいです。

で、子どもさんは大人より体温が高いことは周知の通りで、大人よりも熱の対策がより大切と言えます。

子どもさんは身体の成長に伴って、体内で生成された熱を放散しています。外へ外へと放散していくから身体も大きくなっているということになります。

なので、成長段階の子どもさんは体温が高いんですが、その分、発生した熱がうまく処理されないといろんな不調に繋がる可能性があります。

本来ならば体内の熱は放散されていくのですが、体調が悪いとか食生活に過度な偏りがあるとか生活リズムが崩れているとかいろんな条件が影響してうまく熱が放散されないことがあります。

湿度はその要因のひとつでもあります。

今日、和み堂に来院された小児鍼の患者さんも身体の上の方、首や頭などに熱がこもっている状態で、疳の虫(かんのむし)の症状やうまく眠れていないなどの症状が出ていました。

このような場合は身体の上の方の熱を身体の下の方へ引き下げてあげるとか、明らかに余分な熱は小児鍼の刺激で放散させてあげると落ち着きます。

ご自宅では冷飲食を控えながら、適度に水分補給し、適度に身体を動かして発汗させてあげると身体の状態が安定しやすいです。

冷飲食を控えるのはお腹を冷やして壊さないようにすることも理由のひとつですし、お腹があまりにも冷えると熱が放散されるほど力がなく体表に停滞してしまうこともあるからです。

子どもの頃は熱中症などに注意しなくてはいけませんが、基本的には元気よく身体を動かしてあげることが大切ですね。



突然ですが、ここから私が所属する学会が企画した講習会のご案内です。
限られた時間ですが、脈診や腹診など東洋医学の診察法に興味がある、一旦はあきらめたが、もう一度学習してみたい、難しいと思って敬遠していたなどなど、ちょっとでもご興味があればご一報くださればと思います。

ご案内については古典鍼灸臨床医学会のHPに掲載しています。こちらも合わせてご覧いただければと思います。

「初心者の為の経絡治療講習会」

講習会内容:

古典鍼灸臨床医学会の講師による経絡治療・脉診・腹診等の講義 及び少人数グループに分かれての脉診・腹診・取穴・補瀉・経絡治療全般についてベテラン講師が直接指導致します。

受講料: 3,000円(先着70名、7月31日締切り)

日時: 平成23年8月7日(日) 10:00〜16:00

場所: 神戸市勤労会館

住所: 神戸市中央区雲井通5丁目1−2

電話: 078−232−1881

神戸市勤労会館の詳細はこちらをご覧下さい。

神戸市勤労会館の地図はこちら(google map)

申込先: 代表者 梅木茂樹 (078)976−4911

申込専用アドレス: info@kotensinkyuu.com

主催: 古典鍼灸臨床医学会 30周年実行委員会




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タグ: 小児鍼
posted by 鍼医Kまたはハリー at 22:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 東洋医学
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