2011年07月20日

脈診や腹診を学ぶ講習会のご案内

こちら神戸の西の果ては台風の影響もほとんどなく、本日の天候を心配していたんですが、一日中、晴れておりました。

各地で大雨や暴風の被害が出ているようです。お見舞い申し上げます。

で、お天気は良かったのですが、こういう天候ですから体調を崩している方はやはり多いようです。本日も和み堂は大忙しでした。

症状もはっきりしたものもありますが、神経痛の類などが悪化したとか、倦怠感など不定愁訴が多いように思います。この手の症状は病院受診して薬を処方され、服薬しても、なかなかすっきりするものではないですね。こういう時はやはり鍼灸はお勧めです。

さて、そんな鍼灸なんですが、一口に鍼灸と言っても治療法は多々あります。東洋医学の考えで治療しているところもあれば、現代医学な見地で治療しているところもあります。昨今は美容鍼灸などと治療よりも美容方面でのサービスを行っている鍼灸院もあります。

そんな中、私が行っているのは古くから引き継がれてきた治療で、昭和の初期に「経絡治療」という名称で体系化された治療を行っています。

経絡治療では東洋医学の理論に基づき、脈診や腹診などを駆使して診断、治療を行いますが、この脈診や腹診ができないという鍼灸師が増加していることも事実です。

脈診や腹診は難しいと言って、あきらめてしまう人もいます。その理由のひとつには大学や専門学校、各養成施設では基礎的な内容は学習しますが、臨床現場で実践できるほどにまでは教えていないというかカリキュラム上、時間も取れないし、学習指導要領には東洋医学の理論や実技の時間というのはあまり設定されていないなどということがあります。

臨床上では非常に重要な診察である脈診や腹診は師匠について学ぶとか勉強会などに参加して学ぶとか、自力で学ぶなど学校以外での学習で身に付けるしかないというのが実状です。

そんな脈診や腹診が実践に運用できるようになると治療の幅がとても広がりますし、現代医学では説明できないような現象も東洋医学の理論で説明がつくようになったりします。

という訳で、ここから私が所属する学会が企画した講習会のご案内です。
限られた時間ですが、脈診や腹診など東洋医学の診察法に興味がある、一旦はあきらめたが、もう一度学習してみたい、難しいと思って敬遠していたなどなど、ちょっとでもご興味があればご一報くださればと思います。

ご案内については古典鍼灸臨床医学会のHPに掲載しています。こちらも合わせてご覧いただければと思います。


「初心者の為の経絡治療講習会」

講習会内容:

古典鍼灸臨床医学会の講師による経絡治療・脉診・腹診等の講義 及び少人数グループに分かれての脉診・腹診・取穴・補瀉・経絡治療全般についてベテラン講師が直接指導致します。

受講料: 3,000円(先着70名、7月31日締切り)

日時: 平成23年8月7日(日) 10:00〜16:00

場所: 神戸市勤労会館

住所: 神戸市中央区雲井通5丁目1−2

電話: 078−232−1881

神戸市勤労会館の詳細はこちらをご覧下さい。

神戸市勤労会館の地図はこちら(google map)

申込先: 代表者 梅木茂樹 (078)976−4911

申込専用アドレス: info@kotensinkyuu.com

主催: 古典鍼灸臨床医学会 30周年実行委員会




ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
よろしければポチッとお願いします。
FC2ブログランキングへ  人気ブログランキングへ  にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
鍼灸治療院 和み堂 公式サイトはこちら!
神戸やきがし なごみ堂はこちら!
posted by 鍼医Kまたはハリー at 21:58| Comment(2) | TrackBack(0) | 東洋医学
この記事へのコメント
神戸も一日晴れてましたか、長野市もです。

世の中って、公平ではないなと台風などの時に、強く思います。
Posted by koyuri at 2011年07月20日 23:27
koyuriさん。ほんとそうですね。必要なところに満遍なく雨も降ればいいんですけど、なかなかそうはいかないようですね。
Posted by 鍼医K at 2011年07月23日 22:52
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/46861955
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック