ところで、前にも書きましたが暑くなってくるとより食中毒への注意が必要となってきます。
そんな中、焼肉チェーン店の集団食中毒に関連して 蓮舫消費者担当相が「消費者の安全を守る形がはっきりするまで、生食は控えていただきたい」と呼びかけるとともに罰則付きの新基準を早期に設けるべきだとの考えも示したということなんですが、生食をする以上、消費者の安全が担保されることは正直、難しいんじゃないかと思います。
今回の集団食中毒においてもほんの少量の摂取でも食中毒を発症していますし、明確な生食用という位置づけが出来たとしても、店頭でどのような状態で提供されるかは分かりません。
まぁ、罰則などが出来ることで提供側の意識も上がるでしょうし、リスクの軽減は期待できるとは思いますけどね…。
そもそも、以前は肉を生で食べるということはしていなかった訳ですから、本来は人間は生食するものではないはずなのです。
生食が可能となった背景には鮮度が保たれるというか、菌が繁殖しにくい状況を冷蔵技術や輸送スピードが上昇したことなどで可能となったに過ぎないだけで、無菌ではもちろんないのですから、抵抗力や体力が低下していれば身体に多大な負担になり、場合によっては中毒症状まで発展してしまう可能性を常に秘めているということなんだと思います。
ところが、生食するような肉が多くの店で提供されるようになると、それがあたかも安全なものという認識にいつの間にか変化してしまったのだと思います。
これはある意味、人間の危機感が技術の進歩によって結果的に低下してしまったとも言えると思います。
技術の進歩は必ずしも良いことばかりではないということは原発の安全神話が崩壊したことでも明らかだと思いますが、今一度、古より伝えられた知恵を再確認すべきではないかと思います。
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今日、仕事がかなり遅く終わってからスーパーに行ったら、ステーキ用の和牛が激安で売られてました。
明日も忙しいので、昼は手軽にしようと思って、まとめ買いして来ましたけどね‥‥騒がれると加熱処理すれば大丈夫なのに恐れ、人が食べていれば生食でも平気だったという感覚が理解しかねます。