2011年03月07日

これは進化かそれとも退化か?

最近の若い世代は顎が細くて歯並びが悪かったり親知らずが生えてこない人も多いという話はよく聞くのですが、永久歯が生え揃わない人が思いのほか多いことにビックリしました。

小児歯科に通う1割に先天性欠如があるという日本小児歯科学会の発表なのですが、正直、「そんなに多いのか!」と思いました。

永久歯が生え揃わないということは歯並びやかみ合わせにも影響が出るでしょうし、それがいろんな症状へと波及していく可能性があります。

例えば、肩こりなどもそうですし、場合によっては腰痛を引き起こすこともあり得ます。

歯の元となる細胞自体が形成されないというようなことも耳にしますし、なかなか予防的措置が難しいようです。

食事内容が昔とはずいぶん変化して堅いものを食べることが少なくなっていますし、食文化や栄養バランスなども変化し、骨格など体格もずいぶん変わってきていますから永久歯が全部生え揃うスペースが確保できない結果として歯の数が減少するというような現象となっているのでしょうけど、これは進化というべきなのか退化というべきなのか、なんとも言い難いところです。

そのうち、永久歯の数は現在よりもずっと減少していくのかもしれませんが、その過渡期となる現代人には負担が大きいですね。いろいろと変化していく過程でいろんなところに影響が波及するとは思いますが、違和感を感じたら放置しないで、しかるべきところで身体のバランス調製を行っていく必要があるということでしょうね。


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posted by 鍼医Kまたはハリー at 21:36| Comment(2) | TrackBack(0) | ご注意
この記事へのコメント
噛み合わせの問題は、今はかなり大きく取り上げられてますね。

歯医者さんも、コンビニより店舗数が多いので、より様々な症状を問題にしないと稼げないという部分もあるでしょうが、硬いモノをしっかり噛むと歯並びが良くなると、昔は言ったものですけどね。
Posted by koyuri at 2011年03月07日 22:50
koyuriさん。歯自体がしっかり生えないと噛もうにも噛めませんから困ったものですね。
Posted by 鍼医K at 2011年03月07日 23:30
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