保険会社に勤務する方のお話でも、アクセルとブレーキの踏み間違えによる事故が時々、ニュースになっていますが、ニュースにならない程度の規模の同様の事故はビックリするぐらい多いとか。
一旦、車生活を知ってしまうと、よほど便利な所に住んでいない限り不便なのは分かるのですが、35道府県の知事でつくる「高齢者にやさしい自動車開発推進知事連合」が、「シルバー向け自動車」の概要をまとめ、今後メーカーに開発をもちかけ、新規格づくりを国に働きかける というのは正直、大丈夫かと思いました。
シルバー向け自動車の概要は軽自動車より小型の二人乗りで最高時速も60kmで電気自動車だとか。まず、一番不安なのは安全性で、乗車している人はもちろんですが、最高時速が60kmといいますから普通に時速40kmで走行することなどは難しくはないでしょうから、もしそのスピードで事故を起こしたら人身事故では死亡事故に発展する確立は結構高いと思います。最近はいろんなセンサーが付いていたりで安全を優先するようにはなっているでしょうけど、とっさの場合には事故は避けられないこともあるでしょうし、リスクが高いなと思います。
それから、軽自動車より小型になるとはいえ、車道を走る訳ですから、スピードの遅い車が増加してくると交通量の多い道路では渋滞の原因にもなりかねませんし、渋滞が多くなるとイライラして運転する人も増えるでしょうし、そうなるといろんなところでトラブルが起こるかもしれません。
小型化することで価格を抑えて、手軽に乗れる乗り物となるかもしれませんが、専用道路があるということではないのですから、普通自動車や大きなトラックの事故に巻き込まれたりした場合には安全性を確保するのも大変ではないかとも思いますし、実際の大きさがどのぐらいになるかは分かりませんが小型化しすぎると荷物があまり載らなかったりした場合に便利なのかどうかよく分からないようになるかもしれません。
高齢者が増加することは周知の事実で、その高齢者をターゲットにした産業に注力するというのも分からないではないですが、無人のタクシーが人を乗せて走るなんていうのはまだまだ映画の中の話ですし、ドライバーに判断力や運動能力をある程度もとめなければならない状況を考えると、高齢者が車を運転するというよりは車を持たなくても不便なく暮らせるインフラを整備する方がいいんじゃないかと思います。
地方と都市部では状況も全然違いますし、どのようなインフラを整備するかは地域によって変えていく必要もあると思います。多くの方が安全に暮らせる社会を作っていきたいものです。
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もっと低速の自転車での事故というのも増えてますし‥‥おっしゃる通り、高齢になったら、自分で運転しなくても大丈夫な社会をこそ作るべきだと思います。