そんな患者さんにお聞きすると、「薬を飲んでも効かない」と。確かに服薬しても収まらない痛みというのは存在します。
さらに、処方薬をお聞きすると、圧倒的に多いいのがロキソニン錠ですね。ボルタレン錠も時々聞きますが、やはりロキソニンが多いですね。
そんなロキソニンなんですが先日21日からスイッチOTC薬として第一三共ヘルスケアから「ロキソニンS」という商品名で発売されています。
ロキソニンは今までは医療用薬品でしたので病院で処方されるお薬でしたが、今後は薬局でも購入できるということですね。ただし第1類薬品になりますので、薬剤師から用法などの説明を受ける必要があります。
ちょっと頭痛がするとか生理痛が…などという時に病院を受診したり鍼灸院で治療を受けるほどではないというような場合の選択枝が増えることはメリットのひとつですが、くれぐれも頼り切らないようにしたいものです。
で、このロキソニンは副作用も少なく安全性が高い薬剤ということでしたが、薬剤の中には再評価の結果添付文書の効能が認められない薬剤が40年余りも使用されていたことが判明というようなこともありましたし、やはり薬剤は慎重に取り扱わないといけないと思いました。
あとは薬剤の種類にも寄るとは思いますが、同一の物質が頻繁に体内に入ってくると、その環境になじんでしまって薬の効きが悪くなるということもありますし、鎮痛剤などは特になるべく服薬しないに越したことはないと思うので、一般用薬品になったからと言っても慎重に取り扱うということには代わりはないと思いますね。
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