歩行自体もしないよりはする方が良いことが多いのですが、効果的に歩行ができているかはまた別の話で、場合によっては身体の調子を崩すこともあるのでご自身の身体に適切な歩き方をすることも大切です。
で、その歩行が体に及ぼす影響について歩くのが速い高齢者ほど長生きする傾向があるという研究結果を、米ピッツバーグ大学の医師らが発表しました。
65歳以上の高齢者の歩行速度を記録した過去のデータを解析した結果だそうで、歩行速度が早い人ほど長寿の傾向があったということです。
早く歩くにはそれに耐え得る心配能力と筋力が必要でそれが影響しているということのようです。
歩行速度は確かに目安になると思いますが、身体のどこかに痛むところがあるとか他の臓器の機能が低下している場合などは心配能力や筋力が十分に備わっていても歩行速度が遅いかもしれませんので、その辺りは考慮した方がいいと思います。
で、歩行速度が速い人は心肺能力などが鍛えられたとも言える訳で、歩行を利用した療法というのがあって、歩行速度や歩幅を調整することでいろんな臓器を活性化することも可能ということになります。
それによると早い歩行は上記の新聞記事にもあるように心肺能力を鍛えることができます。つまりは心臓や肺など呼吸器系や循環器系の臓器を鍛えるということになります。
逆に遅い歩行は胃や小腸、大腸など消化器系の臓気を調整しますし、通常速度では膀胱や腎臓など泌尿器系の臓器を調整してくれるということになっています。
他には歩行時間や歩幅なども影響してきますので、身体に合った歩行速度、歩幅が大切です。まぁ、歩幅に関しては速度が上がれば自動的に伸びてくるでしょうし、遅ければ歩幅は狭いと思いますのであまり気にしなくても大丈夫だと思います。
歩行療法では40分以上の連続歩行を週2、3回程度を行なうというのが基本的な行い方のようですが、日ごろから歩行している人はともかく、そうでない方はいきなりは負荷が多すぎるでしょうから無理のない速度と時間で始められるといいと思います。
頑張りすぎて身体を壊してしまっては本末転倒ですからね。
新年が明けて歩行を始められた方は頑張り過ぎないように徐々に行っていただければと思いますし、なにより継続することが大切ですね。
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