2010年11月29日

思考を変えるには?


患者さんを継続して診させていただいていると日に日に改善していく方もいれば、なかなか改善に向かわない人もいます。もちろん、身体の状態や年齢によっても差はあるのですが、それだけが原因ではないように感じることもあります。

そんな原因のひとつに、どこかあきらめのような感覚があって、ご自身で限界というか枠を作ってしまっていることがあります。

そのような思考になければすぐに身体の調子が改善するというものではないのですが、その思考がご自身の行動を制限し、症状の改善にブレーキをかけてしまっている場合があります。

そして、たいていの場合は例えば生活習慣をほんの少し変えることで改善がより見込めるということがご自身でも分っていることが多いのです。

しかし、なかなかそのほんのちょっとが行動に移せないのです。そのような患者さんとお話をしていると必ずと言っていいほど、私が「○○してみましょう」と提案すると「でも、それはちょっと・・・」ってな具合に行動を起こす前から出来ないだろうとか、無理なんじゃないかという結論を出してしまっていることが多いのです。

小さな変化だとしてもそれは大変なことなのですが、症状の原因となるような部分をそのままにしておいては良くなるものもなかなか良くならない訳です。

治療をする側としてはいろんなアドバイスも同時に治療の一環として行なっていますが、最終的にやるかやらないかはご自身次第なのです。

なので、症状の改善に繋がることであれば、はなから結論を出してしまわずに、できるかもしれないと思って、とりあえずで構わないので否定的に捕らえるのではなくて試しにやってみるというぐらいのスタンスを持つといいのかもしれません。とはいえ、もちろん無理はしてはいけませんので、何か試みてみようと思われたらちょっと相談していただくといいんじゃないかと思います。

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
よろしければポチッとお願いします。
FC2ブログランキングへ  人気ブログランキングへ  にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
タグ:思考
posted by 鍼医Kまたはハリー at 23:51| Comment(2) | TrackBack(0) | 思考のヒント
この記事へのコメント
コレは確実に言えますね。

遺伝レベルの問題もあると思いますが、思考が前向きか、後ろ向きかで治る速度が全然違うと思います。

治りたいという強い気持ち、コレに勝る療法はナイかもしれませんね。
Posted by koyuri at 2010年11月30日 22:48
koyuriさん。人間は脳が発達しているからこそ、そういう意識の影響が大きいんじゃないかと思います。ご自信の身体の中には世界で最も優秀なドクターがいますからね。
Posted by 鍼医K at 2010年11月30日 23:56
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/41904615
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック