日本肥満症治療学会が重症肥満の方の体重を減らすための外科手術の基本指針を示した声明を発表したということで、今後はまだまだ欧米ほど重症の肥満症患者が多い訳ではないですが、外科手術を用いた治療件数が増加しそうな感じです。
外科手術は内科的な治療を行なっても効果が認められなかった場合などに限定されるようですが、できれば外科手術を受けないで済むようにしたいものです。
重度の肥満症になる方はある疾患を患ったことでなることもあるとはおもいますが、間違ったダイエットによってリバウンドを繰り返した結果だったり、精神的なダメージなどで過食が止められなかったりなど重症となるまでのプロセスに何らかの回避方法を見出すことも可能なはずだと思います。
なので、外科手術は最終的な対応で、重症化しても何とかなるとは間違っても思わないようにしないといけないと思います。
多くの疾患に共通して言えることで、特に生活習慣病などはなおさらですが、重症化する前のまだまだ大丈夫と思っている時にこそ、きちんと自分自身と向き合って、治療を行なうことが大切なんだとおもいます。まぁ、それは困難を極めることなのかもしれませんが、5年先、10年先の自身のビジョンを持つことや、将来についてきちんと考える時間を持つことで、生活習慣などを改善していくことは可能ではないかと思います。
もちろん、一人でするということは難しいかもしれませんが、我々、治療家や場合によってはカウンセラーやコーチなどをうまく活用するといいんじゃないかと思います。
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