サプリメントの話題については以前にも書いたことがありますが、必ずしも有益無害なものではないことを知っておかなければならないと思います。、
ビタミンEサプリメント(栄養補助食品)を摂取すると、出血性脳卒中のリスクがわずかに増大するという報告が米国でありました。
ビタミンEが心疾患の予防になる一方で、弊害もあることが報告されたということになります。
脳卒中には、脳への血流が閉塞される虚血性脳卒中と、血管が破裂し脳内で出血が起こる出血性脳卒中の2種類があって、それぞれにビタミンEサプリメントの影響が違っていたようです。
虚血性脳卒中の場合は10%程度の予防効果が認められたようですが、出血性脳出血については20%以上のリスク増大が認められたようです。また、虚血性脳卒中についてもサプリメントによる予防効果よりもその他のリスク軽減を行なう方が有効性が高く、サプリメントの予防効果は高いとは言えないということのようです。
サプリメントは補助として適宜服用する分には効果も期待できるかもしれませんが、単純に摂取していれば健康に寄与するというものでもないということですね。
サプリメントとはいえ特定の成分を抽出している訳ですから、それは自然にある状態とは違う訳で、一種の薬剤と言っても過言ではないと思います。
病院で処方される薬剤を目的も定まらないのに服用し続けることがないように、サプリメントも漫然と飲み続けるようなものではないと思います。
今現在、健康の助けになると思ってサプリメントを服用している方はそのサプリメントが本当に必要なものなのかどうか、再検討することをお勧めします。
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そして、不足の分だけ、摂るべきというコトを考えると、一日の目安の三分の一から半分位から飲み始めて、自分の調子をみてから、増減を決めるべきでしょうね。
何事も過ぎたるは及ばざるが如しです。