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少し時間が経ってしまいましたが……
(公社)兵庫県鍼灸マッサージ師会主催夏期大学講座第1日目のレポートです。
7月21日(日)午前はふじた脳神経内科 院長 藤田賢吾先生をお迎えして「認知症の最新医療」との演題でご講演いただきました。
認知症を来たす疾患には数多くありますが、今回は主にアルツハイマー病とパーキンソン病についての講演でした。
パーキンソン病の特徴的な症状は、手足のふるえ(振戦)、筋肉や関節の動きが硬くなる(固縮)、動作がゆっくりになる(寡動)、転倒しやすくなる(姿勢反射障害)、歩く時に歩幅が小さくなる症状(小刻み歩行)、声が小さくなったり表情が硬くなったりする(仮面様顏貌)などがあります。
パーキンソン病の原因は脳内のドーパニンが減少することで発症すると言われていますがなぜ減少するかは未だ分かっていません。また、中脳にレビー小体という物質が蓄積することは分かっています。
そして、パーキンソン病の関連疾患でレビー小体型認知症というものがあり、これは厳格から発症し進行の早いパーキンソン症状を来たす疾患です。
現在、パーキンソン病の研究もかなり進んできており、将来的にはIPS細胞の移植というようなことも実現するでしょうが、現段階では薬物治療とリハビリテーションが主な治療法ということになっています。
また、レビー小体の蓄積は画像検査が可能な医療施設は限られますが、検査により把握できるようになってきているとのことでした。
アルツハイマー病は認知症を来たす疾患で最も多い疾患で、タウ蛋白や老人斑といわれる不溶蛋白質が脳内に蓄積して発症すると言われています。
アルツハイマー病は認知症を来たす疾患の中では薬物治療がかなり効果を期待できる疾患で、医療機関では薬物治療が中心となっています。
認知症については患者との接し方に気をつけることで不要なトラブルを避けることにもなりますし、そういう部分も周囲の人が知ることも重要とのことでした。
昨今は在宅リハビリテーションなどで往診中心に活動している鍼灸マッサージ師の先生方も多くなっています。
在宅リハビリテーションなどの場合、患者の高齢者比率が高くなりますから、同時に認知症を発症している方も少なくありません。
今回の講演はそういう点でも参考になった先生方は多かったと思います。
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