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7月22日(日)は兵庫県鍼灸マッサージ師会主催の夏期大学講座 第1日目でした。
午前は神戸大学医学部附属病院 循環器内科 准教授 山下 智也 医師による「腸内フローラについての最新医療〜腸内細菌と生活習慣病〜」との演題の講演でした。
ここ数年の間に腸内環境・腸内フローラについての研究は目覚しいものがあり様々なことが分かってきました。腸内細菌の多くは培養困難菌で、糞便からでは解析ができなかったのですが、近年の遺伝子解析技術により腸内細菌の種類や分布割合が解析できるようになったということでした。
例えば、 2型糖尿病と腸内細菌との関連を調査した研究では、非糖尿病者に比較してクロストリジウム(Clostridium)属やAkkermansia (A.) muciniphilaという菌が減少するという報告が多く、日本人の糖尿病患者の解析でも、Clostridium coccoidesが有意に少ないと報告されています。Clostridium属菌は、短鎖脂肪酸の一つである酪酸の産生に関わり、免疫や代謝を介して宿主に影響を及ぼすことが示されています。
他にも様々な疾病の関係性が報告されていますが、まだまだ研究途上の分野であり、医療現場にフィードバックできるほどの成果は得られていないようです。
もっと研究が進んで、日常的に摂取するもののバランスや摂取量を調整することで腸内フローラのバランス調整ができれば医薬品になるべく頼らずに健康体が維持できる日が来るかもしれません。
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タグ:腸内フローラ