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すっかりご無沙汰してしまいました。(^^ゞ
11月に入って気温が下がってきたことや、睡眠不足だったりがたたったのか分かりませんが、久々に風邪を引いてしまいました。疸が喉にへばりついたような感覚が長く続いてかなりしゃべりづらい日々を過ごしておりました。自覚症状が出てから約3週間、やっとすっきりしてきました。
皆様も風邪にはご注意を!「手洗い」「うがい」「十分な睡眠」を心掛けましょう。特に今からは忘年会シーズンですから体調が優れない時は誘いを断って休息を!
さて、話は変わって…少し前に「あなたの治らない腰痛は『新型腰痛』だった」みたいな…とある番組でやってました。
最近、この手のタイトルって多いよな、と思いつつどんな内容か観ていました。
様々な腰痛がありますが、原因がはっきりしている腰痛はそのうち15%ほど。残りの85%は原因がよく分からないというのが現在の定説です。その原因が分からない腰痛の10%ほどはこの新型腰痛が該当するのではないかと番組では言っておりました。
それで、結論から言うとこの新型腰痛と言われているのは「殿皮神経障害」というものです。要は腰から殿部(おしり)の皮膚や筋肉に分布している神経が圧迫されたりして腰痛を引き起こしているということです。
対処方法としては殿皮神経が骨盤で擦れている場合は刺激されないよう手術をするようです。殿皮神経のブロック注射を行なうこともあるようです。あとは予防も兼ねたストレッチングです。ストレッチングはざっくり言うとおしりの筋肉のストレッチングです。
番組の中でもストレッチング方法は紹介されていたようですが、私が同様の部位のストレッチングを患者さんにお話する際は仰向けに寝た状態で膝を曲げ、足を組んだ状態で、足を左右に倒して殿筋などをストレッチングするようお話します。片側が終われば足を組み替えて反対側も行います。ポイントは痛みを感じるところまで延ばしすぎないことと、伸びている感覚が薄れるまで約1分間ほどは延ばしっぱなしにするということです。
日々の養生のためにも殿筋などの大きな筋肉は柔軟性を保つためにもストレッチングを行なっていただければと思います。
で、殿皮神経障害の対処についてはこのぐらいにしますが、どうも番組の作り方には腑に落ちないというかすっきりしないものがあります。
確かに原因がはっきりしない腰痛の中には殿皮神経障害のケースもあるとは思うのですが、原因不明の腰痛の大部分が該当するかのような作り方はいかがなものかと!
現代医学では腰痛ひとつ取っても細かく分類、分析して原因を探ろうとするので、いろんな病名や症状名が出てきますが、そもそも身体は繋がっている訳で、腰痛を自覚する患者さんの場合、特に背部から殿部、下肢に至るまで状態チェックをするのは東洋医学や鍼灸では当たり前のことです。他には内臓が関与することもありますし、トータルで身体を診察していれば原因がはっきりしなくても症状は改善していきます。
手術が必要な状態かどうかというような鑑別は必要ではありますが、原因追求よりも症状改善が優先されることの方が重要ではないかと思います。
今回のケースも、影響を受けている神経のひとつが殿皮神経だったということに過ぎず…では、どうして殿皮神経に影響が出てしまうような状態になったのか?ということについては原因は様々だと思います。大切なのは自覚症状が出てしまうレベルまで身体のバランスを崩さないようにするということではないでしょうか。
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昨日も今日も、早く目が醒めてしまったので、お風呂で本を読みつつ、長い時間、半身浴してました。
これからの時期は、寒くて血行が悪くなって腰痛という人が増えますが、お風呂に入るだけなら、手軽に身体を温めて、停滞している血の流れを好転させられます。
ブロック注射よりも、まずは自分で滞留している血液の流れを良くする努力が大切だと思います。