2017年07月13日

風邪に「葛根湯」は正しい?

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最近、風邪を引いている方を多くお見受けします。高温多湿で天候も不安定とくれば体調を崩しやすい要因が多いので、体力を温存して養生することが大切です。

ところで、風邪と言えば、患者さんがこんなことをおっしゃっていました。
「風邪っぽくなったら、病院で貰ってる葛根湯を飲んどくねん。ひどくなったら大変やからね。」

んー、半分あってて半分間違っているような感じなのですが、そもそも病院で余分に処方されていることもいかがなものかと思いますが…

葛根湯は中国の古典医学書の「傷寒論」や「金匱要略」に記載があるいわゆる風邪薬ですから、風邪の初期に使用される漢方方剤であるのは間違いありません。

しかし、風邪もいろいろありますから、どんな風邪でも適応かと言えばそうでもありませんし、お体の状態によっては不適当な場合もあります。

葛根湯の効能効果としては「体力中等度以上のものの次の諸症:感冒の初期(汗をかいていないもの)、鼻かぜ、鼻炎、頭痛、肩こり、筋肉痛、手や肩の痛み」などと記載されています。

重要なこととしては「体力中等度以上」という前提条件にまずは当てはまっていること。つまりは体力の弱っている「虚証」や「寒証」の人には不適となります。

また、「汗をかいていないもの」ということで、葛根湯は発汗を促して熱を取る、つまり体温を上昇させ免疫力を活性化し、汗を出させて下熱するような処方ということです。

ですから体力の弱っている方には不適当ですし、そのような処方ですから急性期(初期)に使用し慢性期の風にはもちろん不適当ということになります。

安易に葛根湯を使用される方もいらっしゃいますが、上記のようなことも踏まえて現在の状態が適応か不適応かを考えて服用しないと症状を悪化させたり、効果が得られないということにも成りかねませんので、ご注意を!

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タグ:葛根湯
posted by 鍼医Kまたはハリー at 10:58| Comment(2) | TrackBack(0) | 東洋医学

2017年07月01日

湿気対策が重要! and 7月の休診日のお知らせ


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今年も上半期が過ぎました。本当に年々早く感じる今日この頃です。
ここのところ、天候がすぐれず梅雨らしいと言えば梅雨らしいのですが、その影響もあって、体調を崩す方が多いように思います。
湿気の影響で体内の血液やリンパの循環が滞りやすくなって体調に悪影響が出ることがありますから、その滞りを解消できるよう鍼灸治療などで積極的に整えていただければと思います。

それでは、7月の休診日をお知らせいたします。

 7月6日(木) 13日(木) 20日(木) 27日(木) : 休診
 7月14日(金) : 学会出席のため休診 *今月はイレギュラーで第2金曜日となっております。
 7月23日(日) : 兵庫県鍼灸マッサージ師会夏期大学講座に出席のため17時以降の診療となります。
それでは、よろしくお願いいたします。

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posted by 鍼医Kまたはハリー at 23:29| Comment(2) | TrackBack(0) | 和み堂

2017年06月17日

第3の脳と言われる皮膚!その皮膚を鍼灸で刺激をするということは…


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昨日は所属学会で、外部講師をお招きしての勉強会がありました。
講師は鍼灸業界では知らない人はまずいないであろう、ビッグネームの明治国際医療大学鍼灸学部、明治東洋医学院専門学校教員養成学科の矢野 忠先生!
「21世紀は体表医学の時代 -皮膚科学の知見と触の医療的意義について- 」という演題で講演していただきました。

体表の皮膚は鍼灸を行なっている者にとっては治療で必ず触れる部位であり、その皮膚上に現れた変化を捉えることがツボの選穴にも繋がりますし、効果判定の一材料にもなります。

ということで、東洋医学においては古来より皮膚の状態を重要視してきたのですが、現代科学においてはあまり研究の進んでいない分野で、最近になって急速に研究が進み、様々なことが科学的に明らかになってきました。

最近の研究では皮膚は体内と外界との境目で、体内を保護する防御膜や温冷覚、触の感覚器としてだけでなく、他にも様々な機能を備えていることが解明されています。皮膚は発生学的には外胚葉由来で神経系と同じということもあり、主に脳で分泌される物質が皮膚でも分泌されていたり、光や音などに対する受容体も備えていたりと脳が薄く身体全体を覆っているようなものであることが分かってきました。皮膚は外界の様々な情報を受け取り、処理し、伝達、発信などをしているということが分かってきたということです。

そのようなことから「皮膚は考える」とか「第3の脳」などと言われるようになってきました。

皮膚が脳のように様々な機能を備えているとなると、その皮膚に刺激を与える鍼灸や手技療法の効果はもちろんですが、更なる可能性が期待できるのではと思います。

また、前エントリーに記載した、皮下に刺入しない「テイ鍼」が効果を出せることや、特に体表に近い部分を巡っているとされる經脉調整に適しているという点も納得です。

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posted by 鍼医Kまたはハリー at 23:33| Comment(2) | TrackBack(0) | 医療